Yondaful Days!

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太陽光発電について

今日は、ほとんど引用です。

 太陽光発電は、政府が住宅用の補助を94年度から始めて以来、普及が進んだ。今年3月末の発電出力は86万キロワットで、世界トップ。95年3月末の3・1万キロワットの27・7倍に急増したが、まだ大型原発1基分の発電出力にも達していない。太陽の光エネルギーを電気に変換する太陽電池半導体素子)の生産量も日本は世界の半分近くを占め、シャープは世界シェアの4分の1を握るトップ企業。京セラ、三洋電機も上位に連なる。それでも日本メーカーの生産規模は年間1300億円(輸出が約4割)にすぎない。
 最近は、海外での普及拡大に期待が集まっている。脱原発を掲げる独政府が今年に入って、太陽光で発電した電気に対する電力会社の買い取り価格を大幅に引き上げたため、太陽光発電が急増。年内に発電出力で日本を抜く可能性が出てきた。これに伴い、シャープは6月、生産能力を2割増強するなど、日本メーカーは増産体制を整えた。

 コストがもっと下がれば、中国などの途上国で、送電施設のない地域への導入が急増する可能性がある。シャープの町田勝彦社長は「2030年に世界の総電力の8%が太陽光発電になるとの予測もある」として、需要の拡大を期待している。

これは、知らなかったんですが、発電出力の比較で言うと、日本の太陽光発電は世界トップになるのですね。
日本は、自然エネルギー利用の推進は後手後手に回っていると思いこんでいましたが、勘違いだったのでしょうか?
それとも、いわゆる「自然エネルギー*1の中では、世界的に風力など太陽光以外のものが主流なのでしょうか?
と思って、少し検索すると、上に引用した毎日新聞の記事は連載もので、昨日が風力発電を扱っていたみたいです。

 風力発電普及に向けた課題は多い。日本は欧米に比べ「安定して強い風が吹く」という立地条件を満たす土地が少なく、適地でも国立公園や港湾だと事業が認められない場合が多い。風が安定しないため、1基当たりの発電出力が欧米に比べて低く、火力発電などに比べて発電コストが高い。

  それでも、再生可能エネルギーの代表格である風力発電には、第三セクターや民間企業による参入が増えている。3月末の発電出力は68・4万キロワット(738基)で、世界8位。過去4年間で8・4倍に急増した。市民が出資して建設する「市民風車」も北海道などで3基が稼働するなど、環境意識の高まりが、風力人気を後押ししている。

  政府は昨年4月から、風力発電などの再生可能エネルギーの一定割合の導入を電力会社に義務づけた。経産省は「2010年までに風力の発電出力を現在の4・4倍の300万キロワット(原発3基分)に増やす」ことを目標に掲げている。しかし、風力発電の設備容量が日本の21倍あるドイツでは、導入比率だけでなく、買い取り価格も電力会社に義務付けている。政策努力の余地はまだ残っているようだ。【坂井隆之、写真も】=つづく

やはり、そうみたいですね。でも、記事を読む限り、日本では、風力発電は望み薄ということでしょうか?

発電出力メモ
風力発電    68万kW(世界8位)
太陽光発電   86万kW(世界1位)
原子力発電1基 100万kW

*1:再生可能エネルギーという言い方が正しい?