Yondaful Days!

好きな本や映画・音楽についての感想を綴ったブログです。

伊達の牛タンの嘘を暴く

今日はYO君の4ヶ月の誕生日なので、お祝いに焼き肉を食べに行きました。
美味しかった。すごくおなかいっぱいになりました。*1
そこでふと考える。
日本と韓国は隣同士だが、日本食のイメージは魚料理。韓国は肉料理。韓国(朝鮮)も周囲を海に囲まれた似たような環境にあるのに、どうしてこうも違うのだろう?一応、奥さんに聞いてみると、「それを言うなら、なぜ仙台が牛タンなのだ?」とか話を逸らす質問をする。でも、それもそうだ。
こういう素朴な疑問が浮かんだときにネットは便利。ちょっと検索してみると以下の通り。

昔、朝鮮半島にも、日本と同じように仏教を重んじる国「高麗」(こうらい)がありました。仏教を信じている人々は、動物を殺したり、肉を食べたりすることを好みません。しかし、朝鮮=韓国の人々は、日本よりも早く肉食の習慣をもつことになります。
鎌倉時代、中国の大国「元」から、日本は、2度の襲来を受けました。1274年と1281年のことです。これを「元寇」といいます。このとき、「高麗」すでに元の支配を受けていました。元は牧畜にたけていた蒙古人の築いた国です。肉食の習慣のある蒙古人の影響を受けて、朝鮮=韓国の人々も、肉料理をつくり食べるようになったのです。
もし、元寇により、日本も蒙古人の支配を受けていたならば、鎌倉時代末期から日本人も焼き肉を食べていたなんてこともあったかもしれません。

すなわち、韓国の肉食の習慣は、蒙古の侵略によってもたらされたもので、侵略を受けなかった日本とは、食習慣に大きな違いが出たようです。
ところで、牛タンについては、以下の通り。

牛タン焼きは仙台が発祥地とされる。「味太助」の初代、佐野啓四郎(故)が昭和二十三年、仙台市中心部に牛タン焼きの専門店を開き、全国にその味を広めたことによる。

始まったのは「戦後」ということで、かなり歴史が浅い。「伊達の牛タン」とか「べこ政宗」とか言うので、伊達政宗が、牛タンをもりもり食べていたのかと勘違いしていました。
なお、もう一つ、仙台発祥で有名?なのが冷やし中華ですが、これは・・・。

全国的には意外と知られていませんが、実は仙台は冷し中華の発祥の地。
そもそも冷し中華が仙台に誕生したのは、今からおよそ半世紀以上も前の昭和12年のこと。 中華組合の人たちの間から、「夏になると熱い中華料理ではどうしても売上が落ちてしまう。夏でも売れる中華はないものだろうか」という意見が出たのがきっかけでした。

ということで、こちらは戦前なので、牛タンより少し歴史が古いです。
いずれにしても、まだ100年の歴史もないとすれば、吉野家なんかにも負けてしまうほど大したことない歴史なんですね。
いや、今からでも、伊達政宗が牛タン大好きで、城内では牛タンゲームが流行っていたことに出来ないかしら。*2

*1:もちろん美味しく食べたのは夫婦二人です。「お祝い」になっていない?

*2:「〜かしら。」って使ってみたかったんです。小林少年風だし、賢そうな感じがするので。