Yondaful Days!

好きな本や映画・音楽についての感想を綴ったブログです。

にほんごであそぼ

平日の朝のテレビは基本的に「おはよう日本」だ。「泣いてアヤパンを斬る」のだ。ただ、7時50分頃からの特集に興味がない場合は、「やじうま」から8時から小倉智昭のコラム?に流れるパターンが多い。8:10からは、いつもNHK教育「いないいないばあ」をようたと一緒に見る*1のだが、ときどき、その一つ前の番組の「にほんごであそぼ」から教育テレビにチャンネルを合わせることがある。*2
この番組は変わった番組で、一応未就学児対象の番組だと思うのだが、非常にムツカシイ。名物ともいえる、おおたか静流の「ぴっとんへべへべ るってんしゃんらか」の歌だけでなく、KONISHIKIが「ひとよひとよにひとみごろ」に節をつけて歌ったり、野村萬斎が子ども相手に狂言口調で喋ったり、とにかくわけが分からない。また、小学生低学年の男女がひたすらに詩を暗唱するコーナーがあり、これも「諸行無常の鐘の声」とか「雨にも負けず風にも負けず」と言っているくらいなら安心出来たが、最近見たものでは「そうして、そうして、神様は。小ちゃな蜂のなかに」(金子みすず「蜂と神様」)とか 「私の上に降る雪は真綿のやうでありました」(中原中也「生ひ立ちの歌」)とかなかなか琴線に触れるような詩がとりあげられ、思わず画面に引きつけられる。また、故事成語・慣用句のコーナーも言葉の選択がありふれていない。
ということで、結構すごい番組だなあと思いながらエンドロールを見ると「監修 齋藤孝*3」の名前が・・・。納得。

*1:ナビゲータ役のふうかちゃんは最高。「はいはいだよー」というおきまりのセリフは、既に今年上半期の我が家の流行語大賞ノミネートされています。

*2:ちなみに8時半くらいからバタバタして8時40分くらいに出れば、9時を少し回ったくらいに会社に到着します

*3:先日、『読書力』でも触れましたが、元祖「声に出して読みたい日本語」。今、日本で一番多作なのでは?僕は好きです。