Yondaful Days!

好きな本や映画・音楽についての感想を綴ったブログです。

「フラグ」って知ってました?

最近になってからやっと躓かずに文意を取れるようになった言葉に「フラグ」というのがある。詳しい説明は、はてなダイアリーキーワードを読んでほしいのだが、基本的には、ゲーム(特に恋愛シミュレーションゲーム)から生まれた言葉と理解している。

よく使われるのは「死亡フラグ」で、この使われ方が一番分かりやすい。以下、こちらも、はてなダイアリーキーワードから抜粋する。

“死ぬ”ことへの伏線。フラグはゲーム・コンピュータ用語でこの場合「何かが起こるための見えない条件」といった意。
物語などで以下のようなことがあると、その人物はその後死ぬパターンが多い。いわゆる「お約束」の一種。

(以下事例を抜粋)

  • ヤクザが“足を洗う”ことを示唆する。
  • 戦時中に恋人の妊娠が発覚する。もちろん、幸せな家庭を一緒に築く約束を相手としている。
  • 目立たない脇役が目立つ。一話まるまる脇役のエピソードになるなど。
  • 今まで孤独だった人物が、愛や友情に目覚める。救いを求めて人と心が通じ合った直後など。
  • 「先に行って待ってるぞ」
  • 「ここは俺にまかせて先に行け」
  • 「今日は熱い一日になりそうだ」
  • 「殺人犯と一緒にいられるか!俺は自分の部屋で寝る!」(※ミステリー・推理物など)
  • 愛弟子に最強の必殺技を伝授し、自分自身がその技の試し台になる。この時、弟子が師匠を「勘違いで憎んでいた」場合、まず死ぬ。
  • 一人でシャワーを浴びに行く、カップルが二人っきりでイチャイチャするなど。(※ホラー映画限定)
  • 主人公やその恋人以外の美女(※ホラー・パニックムービー限定?)
  • 地下室をさぐって物音に驚き、「何だ、猫か・・・・」で振り向くと・・・・!
  • 予感がしたから振り返ると誰もいない、何だ・・・と思って前を見ると・・・・!
  • 「手術は成功です、二次感染さえなければこのまま退院できるでしょう」 という医師のコメント。「大丈夫、二次感染なんて滅多に起こらないものですよ」 みたいな補足が付くとさらに死亡率アップ。

死亡フラグ関係のネタというのは、ところどころで見かけるが、今回改めて読んでみて、面白いものが多いなあ、と感心してしまう。
〜〜〜〜〜
で、ここからが本題。
上に説明したような「フラグ」、確かにネット上ではよく見かけるものの、一般的な言葉とは言えず、特に、自分より上の世代の人が使う言葉とは思えなかったのだが、少し前のコラムで64歳の有名人が使っているのを見て、ちょっと驚いた。

閣僚などのバックエンドも困った状況だ。松岡氏、麻生氏、久間氏など、内閣官僚の不適切な発言や不明瞭なお金の流れが、たびたび明らかになった。そして決定打になったのは、自殺した松岡氏の後任として農林水産大臣となった赤城氏だ。事務所費用に関する疑惑が持ち上がり、それを安倍首相が守るかのように何の処分もせぬまま選挙を迎えたのである。これで「自民大敗」のフラグは立った自民党内部にも、半ば公然と安倍首相の不手際を選挙大敗の原因として批判する声もある。

単に、自分の認識が誤っているのかもしれないが、「フラグ」という言葉が、昔から使われている言葉でないとしたら、大前研一のアンテナというのは凄いなあ、と思ってしまった。
すみません。長い文章でしたが、大前研一はすごいなあ、というエントリでした。