Yondaful Days!

好きな本や映画・音楽についての感想を綴ったブログです。

ダヴ攻略のためには英語の早期教育が必要

最近のようたは、文字に夢中。
きっかけについては別の機会に書くが、年明け以降、ぐんぐんと平仮名、片仮名が読めるようになってきて、最近は、漢字にも興味を持ち始めている。
もちろん、できないことも沢山あるにしろ、本好きな自分としては、ようたが自分で本を読めるようになったのを非常にうれしく思うわけだ。(実は、あまり読まない)
そんなようたが、驚いた顔で、洗面所から走ってきた。
聞けば、「間違っている字」があるという。
洗面所に行き、ようたが指差す先をよく見ると、そこには洗顔石鹸があった。

ダヴ

この「ヴ」にピンと来たらしい。
「これは何?」と、濁音、半濁音について聞かれたとき、「点々(濁音)は、ア行には付かない」と言ったことを、ちゃんと覚えていたのだ。
その後も、新聞から「日経ヴェリタス」を見つけてきて、親としては、まずは「そうだね。間違っている字があるね。」と言って済ませていた。ところが、他にも次々と「ヴ」が見つかり、説明に窮しているところだ。
思い返すと、自分が子どもの頃は、「ヴ」の字は、ほとんど無かったような気がする。人名についても、ヴィヴァルディはビバルディだった。
ということで、調べてみると、1991年がひとつの境目であるようだ。

1954年の国語審議会報告では[v]音はなるべく「バ行」をもって表記するよう推奨されていたが、1991年2月7日に国語審議会が答申した「外来語の表記」では原語になるべく近く書き表そうとする場合に[v]音を「ヴ」によって表記することを容認し、同年6月28日公布の内閣告示二号により、国語表記のよりどころとなった。なお、同日に文部省が出した「学校教育における外来語の取扱いについて」では、小学校においては教育的配慮から「ヴ」の表記は避けることとし、中学校において一般的には「バ行」で表記されるが必要のある場合は「ヴ」で表記されることを教え、双方の読み書きができるようにする旨の指針が打ち出されている。

この「ヴ - Wikipedia」には、他にも面白い情報があり、得した気分。

  • まれにワ行のワ、ヰ、ヱ、ヲに濁点を付して [v] 音を表現することも行われる
  • v 音を表すのに「ヴ」を用いるのは、『福翁自伝』の自己証言などから福沢諭吉の発案であると言われる
  • 出版、印刷などにおいては、どちらで表記するかを明確にするため、「ヴ」を使う表記を「ウ濁(うだく)」、「バビブベボ」による表記を「ハ濁(はだく)」などと呼ぶ

さて、先に引用した部分にもあるように、「v」についての説明を抜きにして、50音に無い発音を教えるのは難しいだろうから、小学生までの段階では、「ヴ」について教えられる機会も無いだろう。
巷に溢れる「ヴ」を乗り越えるためには、幼児からの英語教育が必要だ。
と、多分、これまでにあまり例を見ない観点から、英語の早期教育の必要性について述べてみた。
でも「ダヴ」と綺麗に発音する3歳児は、あまり好きにはなれないなあ。