Yondaful Days!

好きな本や映画・音楽についての感想を綴ったブログです。

降り注ぐ日差しがあって だからこそ日陰もあって・・・

GIFT

GIFT

五輪、終わりました。
星野ジャパンだとか星野ジャパンだとか星野ジャパンだとか*1反町ジャパンだとか反町ジャパンだとか、少し残念な部分もありましたが、個人的にはいつもと比べて、生でテレビで観戦することも多かったし、思い出に残る大会でした。特によかったのは卓球とソフトボールの平野選手とソフトボールの宇津木元監督のぼやき解説。
何はともあれ、いろいろな予言者が「2008年のオリンピックは開催されない」と胸を張る中で、無事に閉会式まで終えることができてよかった。
〜〜〜
今さらだが、NHK北京オリンピックテーマソング、ミスチルの「GIFT」の冒頭は以下の通り。

一番きれいな色ってなんだろう?
一番ひかってるものってなんだろう?

これを聞いて、ずっと「(一番きれいな色って)青かなあ?」とか見当はずれのことを考えていたので、曲の意味が全く分からなかった(笑)のだが、五輪のテーマソングだから、金・銀・銅のことを頭に入れた歌詞だったことに最近になって気づいた。

「白か黒で答えろ」という 難題を突き付けられ

という部分も、スポーツならではの勝ち負け(白星、黒星)へのこだわりの話を指摘しているのだと、さらにだいぶ遅れて気づいた。
全体的に見ると、「本当の自分」を探しているのが、自分なのか、彼女なのか、それとも我が子なのか、とか、誰が誰にGIFTを贈るのか、など、視点が錯綜して難解な部分もあるが、その一部については胸のつかえが取れた感じだ。(普通はすぐに気付くはずの部分なのだが・・・)
いわゆる「感動をありがとう」ではなく、五輪を題材にしながら、一般人の生活にしっかり引き寄せた歌詞の距離感覚がやっぱり素晴らしいと思う。それでいて、当然NHKのニーズにも十分すぎるほど応えているし、匠の技を感じます。

金、銀、銅という勝者にのみ与えられる輝きよりも、もっと大切で価値ある輝きが存在していると思っている。勝利をおさめられなかった人の中にも、また勝ち負けのない日常の中で一生懸命暮らしている人の中にも、どんなメダルにも負けない輝きが一人一人にあると思っています

*1:星野ジャパンには、日曜日の番組で張さん(張本勲)に喝を入れてもらって少しスッキリしました。