最近の趣味は、図書館で児童書を漁ること。
よくいく図書館では、通常の書棚の上に、何冊かがピックアップされ、表紙が見えるように陳列されているのだが、これはつまり、図書館の人のレコメンドということだろう。背表紙から選ぶのは相当大変ということもあり、ここから選ぶのが基本だ。今回取り上げるのは、そうして選んだ本の中の一冊。内容が内容だけに「掘り出し物」だ。
- 作者: しらたにゆきこ
- 出版社/メーカー: アリス館
- 発売日: 2005/02/01
- メディア: 大型本
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「あしたからとんねるほりのれんしゅうをはじめるぞ」おとうさんがいいました。ところがそのよるのこと、もぐもぐはたったひとりでこっそりととんねるほりをはじめてしまったのです。どんどんぐねぐねどんどんぐねぐね―はたしてもぐもぐのいきついたところは。
表紙のイメージのとおり、主人公のもぐもぐ君の掘ったトンネルは、地球の裏側につながり、南極やアフリカに行った挙句、家に帰れなくなる。まさに力付き倒れようかとするそのとき、おかあさんがつくってくれた、もぐもぐ君の大好物のにおいがして、それを頼りに何とか家に辿り着くもぐもぐ君。
そのごちそうは何かといえば・・・
・・・「みみずのてんぷら」。
一番はじめに一家団欒で囲っている食卓に乗っているのも、みみず(輪切り)、ダンゴムシ、カブトムシの幼虫、セミの幼虫・・・と、マニア垂涎のものばかりで、げんなり。変なところでリアリティを追求している作品なのでした。
ということで、ゲテモノシリーズ(?)は、これからも続きます。
これまでのゲテモノシリーズ