- アーティスト: SMAP
- 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
- 発売日: 2010/07/21
- メディア: CD
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今年7月に発売された『We are SMAP!』が良くて繰り返し聴いている。
珠玉の名曲達の中で、ひときわ輝きを放つのが、槇原敬之作詞作曲の「Love & Peace Inside?」
歌詞だけを見た人は確実に「ケッ!」と毒づきたくなるはずだが、圧倒的なメロディーの美しさが、そんな気持ちを抱かせない。まさに、聴く人の心に問いかける。「Love & Peace Inside?」と。
自分の心が変わればきっと
同じ様に世界も変わるはず
思いも寄らない方法で
世界は変えられるんだ
些細な事で争い合ったりしない
自分に変わるために
心の中にいつも
問いかけ続けよう
"Love & Peace Inside?"
勿論、「平和(Peace)」という言葉自体をどう定義づけるかで、歌詞の意味も大きく変わる。社会をどんどん小さく分割して行けば、自分が心を変えることで、変わる「世の中」もある。ただ、この歌は、そんな「実現可能」なことを歌っているのではなく、やはりもっと広く、明らかに不可能な「世界平和」を願う歌だと思うのだ。でなければあそこまで美しいメロディとハーモニーである理由が無い。
こういったストレートに「世界平和」を願う曲が作れるのは、マイケル・ジャクソン以外では槇原敬之くらいしか思いつかなくて、それを嫌味なく多くの人に伝えることが出来るのは、SMAPだからだと思う。
そして、何となく、年末だからこそ、こういう曲が感動的に響いてきたのかもしれない。とも思う。
そして、1曲挟んだあとが、槇原楽曲とは正反対で、少しふざけた親しみやすい歌詞ながらも、こちらも非常に伝わってくる「SMAPのポジティブダンス」。石野卓球作曲ということでサビ前のタイトな感じと、ちゃんとPOPなサビがカッコいい。
西寺郷太が作詞・作曲に参加している「SWING」がメインの目的だったが、上の2曲以外も素晴らしい曲ばかり。やはり国民的アイドルのアルバムだけあって、クオリティの高さに驚かされた一枚だった。