Yondaful Days!

好きな本や映画・音楽についての感想を綴ったブログです。

憧れの「上級者用」リステリン

時々、リステリンを使っている。
リステリンを買ったことがある人はご存知のこととは思うが、リステリンと一口にいっても、いくつかのバリエーションがある。そして、薬局の棚に置かれた青、緑、橙、紫、黄と、マッドサイエンティストの実験室を思わせるようなカラフルな並びの中で、ひときわ目を引くのは黄色のリステリンオリジナルのパッケージに書かれた「上級者用」の文字。(Amazon画像は古いバージョンのようだが、現在店頭に並んでいるものには右上に大きく「上級者用」の文字がある)


上級というからには、技術や知識の習得が前提だ。
スキー場に行って、「上級者用」コースがあっても全く違和感がないのは、スキーそのものが、技術の習得と関係があるからだ。
シャンプーを買いに行って「上級者用」という枠があれば困惑する。シャンプーというジャンル?で、これまで技術や知識の習得を競った覚えも無ければ、その道に秀でた人も見たことがない。
したがって、洗口液の分際で「上級者用」をうたうのは相当におかしな事態である。棚に並んだ商品に向かって、勝手に人を「洗口」習熟度で分けるな!と怒ってもいい。


しかし、リステリンを知る者は、納得できる言葉でもある。
リステリンはとにかく辛い。というか、痛い。容器の「使用方法」欄には、次のような挑戦的なメッセージが書いてある。

・日常の歯磨きに加え、適量約20mL(キャップ半分)を口に含み、30秒程すすいでから吐き出してください。
・水で口をすすぐ必要はありません。

が、そもそも、初心者にはこう感じられるはずだ。
口の中が痛くて30秒間もの長い間、すすぐことはできない
吐き出した後、改めて水で口をすすがなければ、痛さの持続に耐え切れない
自分は初めて使ったとき「正気かよ!?」と叫んでしまったほどだ。この感覚は、大学時代に悪い先輩に騙されて、渋谷にあったボルツの30倍カレーを無理やり食べさせられたときの感覚に似ている。


この体験が一度でもあれば、「上級者用」の文字の意味するところと、「上級者用」リステリンを買える人の誇らしさを理解できるのだ。
そう、上級者用リステリンは、30倍カレーなのだ!試してみたことが無いが、多分そうだ!
実際には「良薬は口に苦し」の意味を履き違えて「口に苦いほど良薬」と勘違いしてしまっていることに気づくのは「上級者用」に挑戦したあとでもいい。


なお、リステリンは「初心者用」の文言はないが、初心者のために「ソフトミント」という商品を用意している。こちらは、通常のものに比べて、幾分かマイルドになっている。
これからリステリン道に入門したい人は、是非こちらからをオススメします。(上から目線ですが、まだ上級者にはなれません)

薬用リステリン ソフトミント 1000ml

薬用リステリン ソフトミント 1000ml

(おまけ)布袋寅泰の夢

ところで、布袋寅泰のブログに以下のような記事があった。

ある日こんな夢を見た。


灼熱の砂漠を独り漂流している。
容赦なく照り続ける太陽。
もう何日も水分を摂取していない。
体力は消耗しきって、喉は乾ききって、意識は朦朧としている。
当てのないゴールを目指し、這うような一歩を振り絞るように繰り出す。
すると数十メーター先にキラリと光るものが見えた。
オアシス...。
そう思った瞬間、喉は鳴り、乾きは極限に達する。
一歩、また一歩...光に近づいてゆく。
そしてそこにあったのはオアシス!!!


ではなく、一本のリステリンだった。


なぜここにリステリンが?などという理由などどうでも良く
「果たしてこれを飲めるか?」「リステリンで乾きは癒えるか?」
というある種の挑戦、チャレンジ・スピリットが沸き立つ。
賞味期限など気にせず、キャップを開け、思い切って口に入れる。

続きはwebで(笑)

馬鹿だね。人にここまで狂った夢を見させるのも、リステリンの魅力なのでしょうか?