- 作者: 美内すずえ
- 出版社/メーカー: 白泉社
- 発売日: 1994/12/01
- メディア: 文庫
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アルディスとオリゲルドという二人のライバル関係は、北島マヤと姫川亜弓のライバル関係に近く、一方が天然で、もう一方が、華やかに見えて実は努力型という個々の本質も分かった上で、月影先生は配役を決めたのでしょう。
オリゲルドの「白い眼」率が高いのは、北島マヤの「天才」に常に驚き続ける亜弓さんの心情を表現しています。(笑)
「紅天女」と同じ構造ですが、劇中劇のストーリーと本編のストーリーのシンクロさせて、本編の人間関係も平行して深みを増していく流れは、本当に上手いです。