Yondaful Days!

好きな本や映画・音楽についての感想を綴ったブログです。

iTunes配信のPVを購入するということについて

未だにiTunesからのダウンロード購入に違和感のある自分が、好きなミュージシャンのPVを購入しようかどうか、という実にどうでもいい問題についてのメモ。

オリジナル・ラブ「カミングスーン」のPVをダウンロードするかどうか問題

オリジナル・ラブの『白熱』に収録されている「カミングスーン」のPVが 9/7からiTunesで配信開始になった。(400円)
数日前から、田島貴男本人が日記で「もう少ししたらみなさんに聴いていただけると思います」などと書いていたのは、これのことだったのだろう。


元々、オフィシャルからYoutubeにあげられたものが「ショートヴァージョン」と名付けられていたから、ロングバージョンという正規版が出るのだろうな、とは思っていたが、PVの配信だとは思わなかった。
というか、正直言って、これまでも購入したDVDさえほとんど繰り返し見ない、ひどいときは全く見ない*1ので、PVをダウンロードで購入するという方法があることに思い至らなかった。
iTunesを見てみると、確かに結構な数のPVが配信されている。すぐにAKB48が出てきたが、それは分かる。前に述べたようにアイドルはビジュアル込みがデフォルトなので当然だ。自分はモー娘。の『ザ☆ピース』のPVが大好きだったのでよく分かる。
ただ、アイドル以外だとどうか。積極的に買う理由が見つからない。


未発表音源であれば迷わず購入するだろう。
しかし、「カミングスーン」については、何度もCDを聴いているし、聴きたくなればそちらを聴けば済むことだ。また、映像がついていることで却って管理が面倒くさくなる。
そもそも、無料のショートバージョンをプロモーション活動とするならば、これを見て気に行った人は、普通は、曲の方をダウンロード(200円)しているだろうから、結局、購入するのはコアなオリジナル・ラブファンだけ・・・。と考えると、むしろファンサービスなのか?
何だか、自分が映像をお金払ってダウンロードという感覚が無いので、よく分からない。


〜〜〜
オリジナル・ラブファンの人は、ここまで読んで、何が気に食わないのか?と苛々を募らせているかもしれない。はっきり言えば、自分は配信PVではなく、CDシングルとして出してほしかったのだ。
勿論シングルカットなど今の時代はほとんどあり得ないだろうから、新曲との両A面シングル。
こんな感じ

1.新曲
2.カミングスーン featuring スチャダラパー
3.カミングスーン featuring 木暮晋也(LIVE)
4.ドラキュラ(LIVE)

これを500円シングルで、というのが希望でした。
(・・・というか11月のツアー前に新曲出ることは今でも期待しています。ツアーはプロモーション活動も兼ねているんだから、『白熱』以外のもう一枚あってもいい。)


7月に出た南波志帆タワレコ限定シングル『こどなの階段』は、500円という価格で過去アルバムの秀作をピックアップして加えたミニベスト盤的内容でした。その濃さもさることながら、レジ近くに置いてあると、つい購入してしまう、コンビニレジ近くの「あんぱん理論」が適用できることから、500円というのはファンの新規開拓としても使えるなと思ったのでした。

1. こどなの階段
2. シャイニングスター
3. それでも言えないYOU & I
4. セプテンバー
5. こどなの階段(inst.)

西寺郷太プロデュースの3曲目が異常にいいです。自分がDJやることあったらかけたい曲です。*2


このような事例から、限定版にして在庫を残さなければ500円という値段設定もありうる、そしてそれを売り切る力が「カミングスーン」にある!と思っていたのでした。
だからちょっと残念だったのです。

岡村靖幸「ぶーしゃかLoop」

一方、岡村靖幸の公式HP準備サイトで絶賛公開中のオープニングムービー(ぶーしゃかループ)。
これは映像の力が凄い。もともと岡村靖幸自体のパフォーマンスに占めるビジュアル要素の割合が強いから、というのもあるが、この映像の音楽とのシンクロ率は半端なく、映像の面白さも凄い。多分、岡村ちゃん、家で一人でいるとき、こんな感じなんだろうな(笑)、と思わせる。
でもって、この音声は潔く無料でダウンロードOKということで、すぐにダウンロードした。
http://okamurayasuyuki.info/

オリジナル・ラブ「ひとりソウルショウ」(2011.2.9)映像公開!!

そして、これです。
こちらはYoutubeに上がりましたが、正直言って、お金払って購入したいのは、こちらの方です。
2曲あるうちの「ムーンストーン」が、「ひとりソウルショウ」がどういうものかを端的に説明しています。ライブのプロモーションが目的なんだと思いますが、この映像は物凄く良いです。
声、歌の良さもいいけれども、何より、田島貴男がいろいろやりたい人なんだ、ということが、ファンじゃない人達にもよく分かる、という意味で、彼の本質が分かる映像だと思います。
是非、これは、ご覧ください!

Youtubeの存在

Youtubeは、基本的に見ないようにしている。
今回も、ちょっと岡村靖幸の映像見てたら、渡辺美里*3にも飛んでしまい…というYoutubeはしごが止まらなくなってしまったが、とにかくあっという間に時間が過ぎてしまう、という浦島太郎的な時間の歪みが生じやすくなる(笑)、怖い場所だ。
Youtubeのいいところは、次の映像、次の映像…とかなり深い所、もしくは未知の場所まで掘って行けるディープな所と、にもかかわらずクリック操作のみという手軽さ。そして、それを自分だけじゃない多くの人と共有している感覚、の3つだと思う。*4
それらはどれも、DVD販売の映像には無い部分であり、ダウンロード販売にしてもDVDよりもひと手間減っているだけ。
一方で、これを見て、CDを買おう、ライブに行こうと言う人がいるというのはよく分かるし、だからこそ、オリジナル・ラブも、今回のようにYoutubeの利用に積極的なのだろう。

それでは、カミングスーンは?

だとしたら、PVのダウンロード販売はどういう意味があるのか?*5
と考えると、それはやっぱり「お布施」でしょう。
それなら納得して払えます。はじめからそう言ってもらえば良かったのに・・・。
ポチッと。

*1:しつこく繰り返し見たのは岡村ちゃんのライヴ版くらいだ。

*2:リンクはしませんが、「無法地帯」でも曲を確認できます。一度聴いてみてください。

*3:今さら、その声の低さに驚き。やはり全盛期の彼女は大好きだったので、一度でも西武球場行ってたら、だいぶ音楽人生が変わってたかもしれない・・・。

*4:勿論、著作権無法地帯であるからこそ可能である部分は大きい。その問題があることは分かっています。

*5:実際には、いろいろな方法での楽曲提供を模索しているのだと思います。それはとてもいいことだと思います。あえてカセットテープ限定販売とか迷走しても良いと思います。