つい先日、オリジナル・ラブの田島貴男のインタビュー記事が載るという情報から、本屋で、原田知世が表紙の「ミセス」という雑誌を立ち読みしました。インタビュー記事自体は、1ページで面白く読めた*1のですが、昨年同様に記事が載った「SPUR」という雑誌も含め、掲載雑誌の位置づけがよく分からずにモヤモヤしていたのでした。
すると、たまたま手に取った先日のブロスに「進化する女性誌の“今”」という自分のニーズにぴったりの記事がありました。30代前後の6人の女性による座談会を元に構成された記事の内容が面白かったので、今後の田島貴男掲載雑誌を占う意味でも整理してみました。
雑誌名 | 想定読者orジャンル | 特徴 | 気になる特集・連載記事 |
---|---|---|---|
CanCam | 最近はキャリアウーマン路線(恵まれているお嬢さん) | “読者=私”が“かわいい”を成し遂げると、恋も仕事も順調になって、自分もまわりも幸せになり、結果として世界中が幸せになる | |
Anecan | CanCamの少し上 | 「まさかの倒産→再就職へ!もえOLお仕事探しの一ヶ月半コーデ」 | |
VERY | お受験・嫁姑問題に悩みつつ女も捨てない層 | イケダン*2 | 母さん、夏の終わりに豹になる! |
STORY | 同上 | 欲望のままガツガツ | 逃した魚は大きかった!って思わせたい |
美STORY | 同上? | 美魔女 | 続・人生を変える読者ヌードです! |
LEE | 本当は幸せじゃないモヤモヤをほっこりで隠す | オブラートに包んだ幸せ感 | 森高千里連載「季節を楽しむ、ほっこり和だより |
murmur magazine | 非恋愛系、健康志向40代 | 冷えとり or DIE | |
nina's | 結婚後の「Zipper」の読者 | 「多数派=カッコ悪い」の精神 | |
BAILA | アラサー独身向けコンサバ雑誌 | 出てるモデルの幸せ感と読者の現実が反り合わない | |
小悪魔ageha | ギャル系 | リカちゃんやバービーへの憧れ | |
I♥mama | ギャル系ママ | 子どものDQNネーム率高 | |
ViVi | 激しくないギャル | 下品エロ系記事多い快楽主義者の雑誌 | 浜崎あゆみ連載「Ayuのデジデジ日記」 |
JJ | 同上 | おしゃP | |
SPUR、FIGARO、FUDGE、GINZA | 大人になったオリーブ少女 | 服が高すぎ&奇抜すぎ | |
HERS | 50代向け | a.k.a.萬田久子 | |
ミセス、家庭画報 | over-50代向け | 貴族?みたいな服 | |
non-no、MORE、Sweet | シンプル&カワイイ系 | 一見おとなしそうで、よく見るとエッチ系の記事もあり計算高い/弟の彼女が「non-no」系だったら超やだ |
「ミセス」「SPUR」について座談会形式でアレコレ語られた部分を抜粋すると以下の通りです。
オリーブ少女だった人たちって今どんな女性誌を読んでるんですか?
Mさん(32歳):「SPUR」、「FIGARO」、「FUDGE」、「GINZA」あたりかな。
Hさん(31歳):私も「SPUR」と「GINZA」は読んでるけど、載ってる服が高すぎ&奇抜すぎて「全然リアルクローズじゃねぇ!」って腹が立つよ。なのに買っちゃう…。
さらにその先、50代向けの「HERS」とかの年齢を過ぎたら次に読む雑誌って何でしょうか。
Mさん(32歳):「ミセス」とか「家庭画報」になると途端に金持ち化して、貴族?みたいな服と、季節のしつらいと、家で絶対つくれなさそうな料理ばっかり出てくる
Aさん(28歳):うちの母は「ミセス」と「家庭画報」を図書館で借りて、しまむら行ってます。
ということで、田島貴男が載る雑誌としては、「SPUR」はかなりビンゴですが、「ミセス」は自分の想定よりも少し上の年齢層の雑誌のようです。このまとめからすると、「FIGARO」、「FUDGE」、「GINZA」あたりは、今後、オリジナル・ラブの記事が載る可能性はありそうですが、今回初めて知った「冷えとり」という言葉が気になる「murmur magazine」とか、美魔女の「美STORY」とか意外な路線への進出も楽しみです。
ちなみに今回一番笑ったのが「VERY」の昨年9月号の大特集「母さん、夏の終わりに豹になる!」です。「VERY」は、うちの奥さんが図書館で借りて読んだときに、「ゴミ出しに行く時のファッション」記事の、お洒落マダムがごみ袋持ってポーズ付けている写真を見て、全くついていけない、と言っていたことを思い出します。
あと、コーディネートに添えられるテキストが長文化した挙句、人物相関図や「今までのあらすじ」が載っているという「着回しコーデ」。正直言って意味が分からないので、今度書店で読んでみます。ネットで話題になったのはコレみたいですね。
自分自身、中高生のとき以降、テレビブロスくらいしか継続的に購入する雑誌はなく、周りにもファッション誌を読んでいる人はいなかったので、女性誌どころか男性誌がどのようなものかも分からないのですが、特集記事を読んで、いろいろと勉強になりました。(笑)
- 出版社/メーカー: 文化出版局
- 発売日: 2012/01/07
- メディア: 雑誌
- この商品を含むブログ (2件) を見る