- アーティスト: YUKI
- 出版社/メーカー: ERJ
- 発売日: 2017/03/15
- メディア: CD
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改札 素早く通り抜けろ2人のルールで
また ふざけてるんだろう?
雨でまつげが濡れてる
失くしたもの ここじゃないどこかで見つかるから
2人だけの世界 誰にも触らせない
『まばたき』は、ここに来て、自分にとってYUKIのベストアルバムという感じになって来たが、その中でも大好きな「2人だけの世界」。
どうして改札を素早く通り抜けなくてはいけないのかは、歌詞だけからは分からないが、そういう、秘密のルールや、行きつけのレンタルCD屋*1の話が2人の繋がりを強くする。
しかし、だからと言って2人が「お互いを全て分かり合える」のではない、ということを、ブリッジ部分(↓)で言っているのが面白い。*2
その瞳に映ってた 私は私も知らない
あなただけが知ってくれている
それは必然で 何もこわくはない
「2人だけの世界」は、あくまでも2人の人間それぞれの中にある別個なものだ。ある意味で冷めた視点で2人の関係を分析しつつ、信頼関係があるから、その世界が強固なものだと言ってのける強さが感じられる曲。
- 作者: 熊倉献
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2017/01/23
- メディア: Kindle版
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漫画としての魅力は、そのルール自体が、どの程度、魅力的かどうか、というところにかかっているが、自分は面白く読んだ。
帯に「ぼんくら男子と不思議女子の片思い連作集」とある通り、短編は4つとも、不思議ちゃん的性格のヒロインが、世界の捉え方に対する個人的なルールを披露して、そのに主人公男性が惹きつけられるという展開。
似た話ではあるが、4編でキャラクターの描き分けを意識的に行っていることもあって、それぞれ飽きずに読める。
特に自分が好きなのは、定番の「水中都市」ネタを含む、そのままのタイトル「水中都市と中央線」。
カラオケ店でアルバイトする男性主人公は、援助交際的な動きを見せる制服女子(実は21歳)に惹かれる。話してみると「街が水中に沈んだら背が高い方が助かるからいいですね」という謎コメントをもらい、水中に沈んだ中央線の風景が頭をよぎる。自分は、都市が水中に沈んでしまうという妄想は大好き過ぎるので、無条件に高評価になってしまうが、ラストでヒロインが主人公にストローを咥えさせるシーンは最高だ。
また、高尾山、布田駅、井の頭公園など、京王線ユーザーには馴染みの場所が多く出てくるのも嬉しい。
絵柄はとても好きだが、やっぱり似た話が偏っている気がするので、次の作品は、ボーイミーツガールに重点を置いた話ではなくて、人間同士の関係性に目を向けた話を読んでみたい。
「水中都市と中央線」がまさにそうだが、不思議女子のイメージは、アジアンカンフージェネレーションのジャケの女の子のイメージなのかな。
- アーティスト: ASIAN KUNG-FU GENERATION
- 出版社/メーカー: KRE
- 発売日: 2014/02/26
- メディア: CD
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- アーティスト: ASIAN KUNG-FU GENERATION,後藤正文
- 出版社/メーカー: KRE
- 発売日: 2006/11/29
- メディア: CD
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