Yondaful Days!

好きな本や映画・音楽についての感想を綴ったブログです。

民部公子とシャラメ~ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督『DUNE デューン 砂の惑星』

f:id:rararapocari:20211103200132j:plain
映画を見た当日は、朝、国分寺~府中付近を18キロラン。
急いで戻り、前日に予約していた10時15分からの上映に間に合うように、長男と立川に向かったが、親子それぞれにミスがあって時間を取られ、開始数分経ってからの劇場入りとなった。
このすったもんだと、3時間近い大作であることに加え、飛び込んだ立川シネマシティ・シネマツーの「このスクリーン」は、ゴジラのときのまさにあの場所だ!と半分以上爆睡してしまった悪夢を思い出した。
今回、慎重に行ったものの、序盤、「字幕を追わないうちに会話が進んでしまった!」と感じる部分が何度かあり、眠り込んでしまうまで行かないものの不安に思う序盤。しかし、まさに映画的に盛り上がる「襲撃」のシーン以降は完全に集中して鑑賞することが出来て一安心。


映画では、砂虫が近づくにつれ海のように波打つ砂漠の表現が面白く、また「はばたき飛行機」に代表される機械類や保水スーツもカッコよく感じた。
しかし何より、ティモシー・シャラメ演じるポールというか、ポールを演じるシャラメの美しさに惹かれた。
そして、序盤から何度も大写しにされるシャラメを見ながら、この表情を最近見たことがあると思った。自分がシャラメを見るのは、かなり前に見た『レディ・バード』以来であるにもかかわらずだ。


映画を見ながら「誰だったっけ」と考えて思い至ったのは大河ドラマ『青天を衝け!』で民部公子(徳川昭武)を演じた板垣李光人。
確認すると、今回の映画の応援ゲストを務めているということで、ジャパンプレミアの髪型も少しシャラメに寄せている感じだ。
natalie.mu


途中で見るのをやめてしまった『仮面ライダージオウ』だが、彼が登場したときは、その中性的な魅力に「お!」となった。ちゃんと見通せば良かったと後悔だが、今後の活躍に期待。


さて大幅に話が飛んだが、シャラメに限らず役者は皆魅力的だった。
特にヒロイン・チャニ役のゼンデイヤ。シャラメに女性的な魅力があるので、釣り合う相手を見つけるのは大変だが、スパイダーマン*1の時とはまた違った雰囲気で魅力的。
そして、パート2を待たずに退場してしまったダンカン(ジェイソン・モモア)と父(オスカー・アイザック)。最強に「父」性を感じさせる二人がともに1979年生まれで自分の5つ年下なのはショックだ。
ジェシカ(レベッカ・ファーガソン)は、その動きがキャラクターの「強さ」に説得力を与える。

ということで、物語的には、次作が待てない!というほどのフックは無かったものの、役者のほかの作品を見てみたいと強く思うような映画だった。ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督の過去作や、『デューン』の関連作品など、確認したい映画がたくさん増えた。

続編は2023年公開(第三弾も予定されているとのこと↓)とのことだが、それまでに少しでも多くの作品に触れられれば…。
eiga.com



見るぞ!(↓)Amazonプライム見放題だけでもこれだけ!ストーリー・オブ・マイ・ライフも入っていたのか…

*1:ホームカミングのみ見てます。というかMCUはほとんど見てない…