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好きな本や映画・音楽についての感想を綴ったブログです。

黒柳篤(著)、 西田徹(監修)『企画書プロフェッショナルへの道』

企画書プロフェッショナルへの道

企画書プロフェッショナルへの道

上に書いたような、「教える側と教えてもらう側の意識のギャップ」について、それを上手く取り除いている好例。
ストーリー仕立てになっており、突然の配置転換で始めての企画書作成を命じられた主人公が、いろいろな人のアドバイスを受けながら、企画書のプレゼンまでを成し遂げる内容となっている。
必要があって手にした本ではなく、読みやすそうというだけで手に取った本だったが、これを読んで「企画書」を書いてみたくなった。(笑)
面白いのは、アドバイスをくれるのが、行きつけのお店の寿司職人であること。同じ社内の人間や同業の人間からの忠告よりも、より広い心で客観的に受け入れられるのは、作中の主人公たちのみならず、読んでいる方もだと思う。
内容云々よりも「見せ方」の問題は大きい。