メインの話題は大連立〜小沢民主党党首辞任のニュースなのかもしれないがスルー。
社説2「資質問われる失言連発の法相」
挙げられている鳩山発言は以下。
- 私の友人の友人がアルカイダ
- (ベルトコンベヤーや乱数表を使って)大臣の署名なしに死刑を執行できるようにすべきだ
- 官民共同運営の新しい刑務所「社会復帰促進センター」の名称は、絶対『刑務所』がいい
- 司法試験合格者を将来3000人に増やす計画に対して「法曹の質が落ちる」「日本が訴訟社会であってはいけない」などと反対
それにしても「友人の友人がアルカイダ」という言葉のインパクトは凄い。槇原敬之の意『彼女の恋人』の「彼女の恋人は僕の友達」という歌詞を思い出した。あと、アルカノイドを思い出した。ただそれだけ。
春秋
2007年も残り2カ月を切り、トレンド雑誌などによる「今年のヒット商品」の発表が始まった。根強い健康志向を映す商品が上位に名を連ねる一方で、「反・健康主義」とでもいうべき傾向が目立ち始めたのも今年の特徴だ。
(略)
▼「高くても健康にいい」ものを集めたコンビニの社長が「若い男性でも最近は小食だから」と力説したのはわずか1年前。医療費抑制を狙う官製キャンペーンのにおいもする“メタボリック撲滅運動”に、消費者が「そんなの関係ない」と反旗を翻し始めたのか……。今年の食のヒットの数々をトレンド分析の専門家はどう読み解くだろう。
結びの言葉に「そんなの関係ない」を持ってくるあたり、鼻につく感じもするが、素直に上手いと思った。
「反・健康主義」というのは言い得て妙で、実際問題として、健康・健康・・と縛られるのに疲れてきているのも確かかもしれない。自分も、「メタボリック」という言葉は、何だか踊らされている感じがして、使うのを控えたくなる。
半歩遅れの読書術〜松岡正剛(24面・読書)
読みながら書き込んでいくと、読んでいるときにアタマにひらめいた痕跡が、その本の中に如実に残っていく。そのため、あとでその本をちょっと開くだけで、そのときの読中感覚がみごとに蘇る。
ということで、特に漢詩集や和歌集、句集については「書きこむ本」として読む、とのこと。こういった読書家の意見は参考にしたいが歌集などというものを読まない。まずは、松岡正剛が30年ほど前に書き込み始めるきっかけとなった『蕪村俳句集』『一茶俳句集』(岩波文庫)で真似してみてもいいなあ。
ジョン・ウッド『マイクロソフトでは出会えなかった天職』(25面・読書)
マイクロソフトでは出会えなかった天職 僕はこうして社会起業家になった
- 作者: ジョンウッド,矢羽野薫
- 出版社/メーカー: 武田ランダムハウスジャパン
- 発売日: 2007/09/21
- メディア: 単行本
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マイクロソフトのマーケティング・ディレクターは、途上国の教育機会を支援する組織「ルーム・トゥ・リード(Room to Read)」のCEOになった。
これまでに建設した学校は287校、図書館3540カ所、届けた本は140万冊(2007年6月現在)。
短期間でこれだけの成果をあげることができた秘訣の数々を、ウッドは本書で明かしている。
彼の功績は本国アメリカでも称えられ、いまや押しも押されもせぬ社会起業家として世界各国の人々の耳目を集めるところとなった。
(Amazonの内容紹介より抜粋)
社会起業家という生き方にも興味はあるし、途上国支援は、最近関心のあるジャンルなので、これは何とかして読みたいなあ。Amazon評を見ても、かなりツボに入りそう。
廃プラスチック なぜ燃やす?(29面・エコノ探偵団)
23区では来年4月から、ごみ処分の方法が変わる。具体的には、
- プラスチックごみのリサイクルを本格的に開始
- リサイクルできない廃プラスチックは『燃えるごみ』に変更
これによって、以下が可能となる。
- 埋め立てるごみを減らし、処分場を長寿命化
- 埋め立て量減少により、年間52億円の経費削減
2005年に環境省の指針が出ており、その内容は以下の通りで、「脱・埋め立て」。
- 発生量削減努力
- それでも発生したものは再生資源化
- それでも残ったものは埋め立てせずに燃やし、熱を発電などに利用(サーマルリサイクル)
ここまでが、いつも「それだけなのか」と所長が漏らす、エコノ探偵団の前半部。
〜〜〜
廃プラスチックを燃やす、もう一つの理由は以下の通り。
- 減量やリサイクルの結果、ごみの量は減っている
- 一方で、発電施設を持つごみ焼却施設は増えている
- 結果として、ごみ不足のために、焼却炉(発電施設)の連続稼動が困難に
- 量だけでなく、石油由来の廃プラスチックを燃やせば高温となり、燃料としても役立つため一石二鳥。
ということで、ごみの量が減っており、焼却施設に余裕がある、というのがもう一つの理由。
仙台市では、来年10月からごみ収集が有料になる、ということで、市報にも載っていたが、同時期に日本共産党仙台市議団の反対ビラも来ていた。こちらについても関心を持たざるを得ない話題なので、少し突っ込んで勉強したい。