Yondaful Days!

好きな本や映画・音楽についての感想を綴ったブログです。

『映画ドラえもん のび太の恐竜2006』

映画ドラえもん のび太の恐竜 2006 [DVD]

映画ドラえもん のび太の恐竜 2006 [DVD]

実は、テレビ放送をビデオに録画していたものを、夏頃に、ようたが繰り返し見ていたので、今回の一連のドラえもん映画の中で最初に見たものだった。
『南海大冒険』後、前回の反省を踏まえ、レンタルビデオの棚で『竜の騎士』を選ばせることに、一旦は無事成功したものの、レジに運びかけたとき、ジャケット裏面の絵を指差して「これ何?」と聞くので「恐竜だよ」と答えると、ようたは過剰に反応し、「ピースケ、見る」と言い出す。
これは、もう見たやつだからいいでしょ、と言っても聞かないので、泣く泣く借りることに・・・。
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でも、改めて見てみると、本当にいい作品。
「泣ける」ことが、映画の指標になるとは全く思わないが、自分は、序盤から涙を溜めっぱなし。のび太が親身になってピースケを育てる序盤の展開は特に泣ける。ラストは当然としても、白亜紀に置いてくる一度目の別れでも、やっぱり泣ける。そして、何と言ってもエンディングテーマのスキマスイッチ。曲自体もいいのだが、終わり近くになると、画面上に原作のラスト近くのコマが何秒かおきに映し出される。ここで大泣き。
藤子不二雄の漫画に詳しいわけではないが、線の太さと、トーンを使わない?着色からは、何となく「寂しさ」が伝わってくる。そして、ストーリーがシンプルだからこそ、とにかくピースケとのび太との関係を純粋に楽しめる。そしてそれが豊かだからこそ、失われる寂しさが沁みる。
当然、リメイク前の本作を二十数年ぶりに見た方がいいのも確かだが、また泣くのも恥ずかしいので、しばらくは見ないでおこう。
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ところで、映画主題歌は、テレビシリーズ(当時)と同じ、「ハグしちゃお」。初めは、あまりにハイサイおじさん(変なおじさん)過ぎるサビに違和感を抱いていたが、繰り返し聞くと癖になる。奥さんに、「なぜドラえもんなのに沖縄?」と聞くと、「夏川りみが歌っているからじゃない?」と納得しそうになるも、何の説明にもなっていない答えが・・・。