- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2011/04/25
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10巻ごとに1巻から71巻までを、ミステリファンがレビューしたコミックガイドは、読んだ巻も改めて読み直そうと思わせる内容。
コナンを「ミステリ漫画の金字塔」と評する有栖川有栖のエッセイでは、有栖川有栖がミステリに開眼したのは、つのだじろうの『金色犬』だと書かれている。これは以下のアンソロジーに含まれているというので要チェックだ。
- 作者: 有栖川有栖
- 出版社/メーカー: 角川書店
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青山剛昌の6ページにわたるインタビューはボリュームがあり、ミステリへの愛情とコナンへの熱意が込められていて読みごたえがあるが、この発言には驚いた。
怪盗キッドの方が主役として先に発表されていたせいか、キッドと工藤新一は顔が似ている。
(青山)「似ているのは執筆順のせいばかりではなく、裏設定があるからなんですよ。あんなに似ている人がいるわけないじゃないですか(笑)。似ている理由については、お愉しみに、ということで」
ええええ!?
お互い両親が判明しているので、兄弟とか双子ということはないと思うが…。(勿論、本当の両親ではない、という設定もあるにしても)
あと「あんなに似ている人がいるわけないじゃないですか(笑)」という発言はチャレンジングだな。蘭と和葉と青子にも裏設定があるのだろう(笑)
ということで、ミステリマガジンの特集としては盛り沢山なのかもしれないが、この時点で71巻まで出ている名探偵コナンは、主要登場人物だけを拾ってもかなりの人数になるので、こういった特集にはよくある人物相関図*1は、是非つけてほしかった。
コナン本編は、黒ずくめ関係のシリーズが始まったとかで、コミックをかなり遅れて後追いをしている自分も気になります。
青山剛昌「名探偵コナン」が、本日5月23日発売の週刊少年サンデー25号(小学館)から新シリーズ「ベルツリー急行殺人事件」に突入。物語が大きな節目を迎えるとして、小学館は「コナンVS黒ずくめ」の歴史を紐解く特設サイトも用意した。
参考(過去日記)
- 遠藤保仁は君に語りかける〜『名探偵コナン 11人目のストライカー』感想(2012年4月)
- 『名探偵コナン 天空の難破船』を観た!(2010年5月)
*1:人物相関図といえば、この前の映画『11人目のストライカー』には、途中に背景として登場するホワイトボードに、まだ書かれるはずのない容疑者の相関図が映ってしまう作画ミスがあった。DVDでは直されるとのこと。