Yondaful Days!

好きな本や映画・音楽についての感想を綴ったブログです。

大石健一『3時間睡眠法』★★

3時間熟睡法 眠りのリズムを身につける!

3時間熟睡法 眠りのリズムを身につける!

先日、時間が足りない!とrockcandyさんが書かれていましたが、男女の違いはあれ、自分も常に思うので、そういう人にはぴったりの本だろうと思って、実家の弟の本棚からくすねてきましたがイマイチでした。
睡眠に関する基礎的な内容は書いてあるが本当に基礎の部分だけで当たり前すぎて面白みに欠けるのが、まずよくない。
特に「3時間」をどう実践するか、の部分に何も工夫がないのがダメ。
要点を書けば以下の通り。

  • 起床について(就寝より大切)
    • 決まった時間に起きる
    • 朝日を浴びる
    • 二度寝はしない
    • ストレッチ
  • 就寝について
    • 就寝直前に体温を急激に下げるのがよい(風呂や軽い運動で体温を一度上げればよい)
    • 空腹状態で寝る
    • 音楽
    • フレグランス
    • ストレッチ
  • 居眠りが重要
    • どこでも眠れるように
    • 横たわらない
    • 30分以上寝込まない

全て重要なのはわかるけど、わざわざタイトルに「3時間」と銘打っているのに、「3時間」のポイントが全く出てこないので拍子抜け。悪く言えば羊頭狗肉。正しいことは当たり前のことが多いけれども、当たり前すぎるとインパクトがなくて試してみる気にもならない。
これと好対照だったのが、先日のテレビブロス「寝不足自慢」特集でのドクター中松の寄稿「発想が湧く睡眠方法を紹介!」。この文章のインパクトがすごい。

通常「8時間睡眠がベスト」などと言われていますが、(略)本当はベストとはいえません。8時間睡眠を続けていると頭が悪くなり、寿命が縮みます。ですから、正しいのは6時間睡眠なのです。(略)
ならばいつ寝るか?普通の人はたとえば深夜12時から朝6時と考えるでしょう。でも、それが大きな間違いで、12時から4時の「ゴールデンタイム」に寝てはいけないのです!この4時間は24時間の中でももっとも発想の湧く一番重要な時間なのです。(略)「そんなの難しいよ!」と通常の勤め人はおっしゃるでしょう。でも、大丈夫です。こうやって寝ればいいのです。
まず、夜の9時から12時まで寝る。12時から4時まで起きる。そして、再び6時まで寝る。「それじゃ5時間だろう」と思われるかもしれませんが、残りの1時間は他の人が昼休みで昼食に出ている時間に寝ればいいのです。(略)これぞ「ドクター中松 スリーピングメソッド」ですよ。

そのあと、「ところで」と話題を大きく転換し、与えられたスペースの2割程度を使って「ラブジェット60」の宣伝をするドクター・中松。素晴らしすぎます。
特に、自分がいつ昼食をとるかということはあまり問題にならない点や、とにかく細切れに6時間稼げばいいという感覚が、他の睡眠法の追随を許さない。そしてラブジェット。もはや睡眠法と全く無関係。これくらい常軌を逸していると、むしろ、やり遂げたら物凄い効果があるのではないか?と試してみたくなります。
ところで、一応、ラブジェットについて簡単に説明すると、「少子化日本を救う究極の発明 」であり「アップルパイ以来の大発明」です。具体的には何なのかについては以下のリンク先(ドクター中松のオンラインショップ)を見て欲しいのですが、Q&Aが素晴らしすぎるので、ここだけ引用します。

Q ラブジェットのご説明を伺いまして、ラブジェットの実行回数と寿命との関係をお尋ねします。

A ラブジェットを使えば使うほど、寿命は延びます。そして使えば使うほど若返ります。若返るので寿命が延びます。

やっぱり基本は繰り返しですね。でもやっぱり天才と呼ばれるような人は、少し壊れているのだなあ、と改めて思ったドクター中松のHPでした。

睡眠の話に戻りますが、やっぱり3時間は無理です。マイペースで頑張ります。