Yondaful Days!

好きな本や映画・音楽についての感想を綴ったブログです。

日経概観2/25(日)

遅れましたが、これはちゃんと続けます。

一面「国の貸出債権を1000億円規模で証券化

一面は国の資産圧縮に関連したニュース。
国の資産圧縮は、10年間で最大20兆円を目指し、その過程で「証券化」という話になっているとのこと。
ダメ。
政府系金融機関などに貸し付けている債権」という段階でもうわからない。
記憶力は全般的に良くないが、この手の話題は、興味がないわけではないのに理解のレベルが上がらない。
頑張ろう。

中外時評「少子化対策、論より実践の時/好機逃さず働き方の見直しを」

「またか」と思う人も少なくないのではないか。「子どもと家族を応援する日本」重点戦略会議が二月上旬にスタートした。(略)
さては、これまでの会議は本格的ではなくおざなりだったのか、と半畳を入れたくもなるが、実際、1990年代以降に生まれた類似の会議と政策メニューの数々は、まとめれば長い年表ができるほどだ。それでも成果は遅々として上がらない。

実践に出るべき時期なのに、会議ばかり重ねてどうするのだ、と憤慨する中、ワークライフバランスの話をメニューに挙げているところについてのみ、期待したい、という内容の論説。
で、だ。
ここで内容はどうでもいい。
「半畳を入れる」という言葉を知らなかったので調べた。

芝居で見物人が役者の芸に不満なとき、敷いている半畳を舞台に投げ入れる。転じて、他人の言動に非難やからかいの言葉をかける。半畳を打つ。「友人のスピーチに―・れる」

わかりました。
でも、座布団ではなくて、「半畳」を投げるのは大変なのでは?と思ったら・・・

1 畳(たたみ)一畳の半分。また、その畳。
2 江戸時代、芝居小屋などで観客が用いた一人用の小さな敷物。また、その賃貸を業とした「半畳売り」の略称。
3 芝居で、見物人が役者に対して投げる非難やからかいの言葉。転じて、人の言動を茶化したりやじったりする言葉。「―を言う」

座布団みたいなものということで、今度こそ、ちゃんと理解しました。

エイズ患者の最期みとるタイの寺 財政難に直面/感染減少 差別は消えず(3面記事)

仏教思想が深く根付いているタイでは「エイズで苦しむのは前世の悪行が原因」と割り切ってしまうため、結局、患者は症状の進行が止まっても、通常生活に戻れない(差別意識が払拭できない)、とのこと。
ちょっとつらい。

サイエンス「病原体ペット介し侵入/凶暴化するカビ 生態系壊す恐れ」

クワガタを輸入すれば、クワガタに寄生するダニ、ダニのおなかにいる病原体まで輸入してしまう、という問題。
ツボカビの被害が気になっていただけに、自分にとってはホットなニュース。
最後に取り上げられている海藻「カウレルパ」の話が怖い。B級SF映画の導入部みたいだ。

地中海では熱帯性の海藻「カウレルパ」が観賞用に持ち込まれて定着、海底を覆いつくすほどに繁殖して固有の海藻を枯らしている。
もともと熱帯では手のひらにのるような小さな海藻だったが地中海ではなぜか3mに巨大化。しかも体内に毒をもつようになった。

ちなみに、カウレルパもツボカビも「世界の外来侵入種ワースト100」に入っているとされる。
この中には、カダヤシ(メダカに似ている外来魚)なども含まれているようだ。