Yondaful Days!

好きな本や映画・音楽についての感想を綴ったブログです。

いわゆる“ファンクラブに入ろうかどうしようか問題”について

ブログのコメント欄で相談を受けました。
相談の内容は、PRIME TUNE(オリジナルラブのファンクラブ)に入ろうかどうか悩んでいるというものでした。
実は、相談相手が間違っているという根本的な問題はあるのですが、頼って相談して頂いたので以下に回答します。


さて、そもそもファンクラブとは何でしょうか。Wikipediaによれば以下の通りです。

『ファンクラブ』 (Fan Club) は、芸能人やスポーツチームなどのファンで構成される団体。
後援会のより砕けた表現とも言える。応援される本人(あるいは団体)の公認で設置される『公設ファンクラブ』(Official Fan Club:OFC)が多いが、熱狂的なファンが自ら運営する『私設ファンクラブ』という形式もあり、それをタレント本人が公認している場合もある。
通常は、ファンクラブへ入会金と年会費を支払うシステムになっており、それを主な運営資金としている。メーカーとブランド主催のファンクラブの場合は、宣伝の意味合いもあり、入会金と年会費を無料とする場合もある。


結論を言いましょう。
ファンクラブとは「後援会」、つまり、ファンとしてミュージシャンの活動をバックアップするための仕組です。そう割り切れば「入る」という結論にしかなりえません。逆に、会員限定の何かを求めてファンクラブに入ろうとする、そのときに年会費5000円が高いか安いかという悩み方は、悩み方として間違っています。
分かりやすい例としてツアーTシャツについて書きましょう。
ツアーTシャツのデザインが好みじゃないとか、レキシと同じデザイン*1のを売ってるなら買うとか、高校の体育祭Tシャツの方がまだセンスあったとか、ツアーごとのデザイン変更が微妙すぎて間違い探しみたいになってるとか、ぶつくさ言って買わないのは、木っ端ファンです。
真のファンなら、ツアー会場に到着するなり、グッズ売り場でサイズだけ指定して
「新しいデザインのMサイズを全カラー下さい!」
これだけでいいのです。むしろ、デザインは見ません。見ない方がいい。むしろ手持ちの紙袋にそっとしまうくらいで…。


実際問題として、CDが全く売れない昨今、自由に活動を継続していけるミュージシャンは非常に限られています。ファンクラブ会費やグッズ販売による利益は、ミュージシャンにとって命綱と言ってもいいでしょう。だから、パトロン気分で、タニマチ気分で、ファンクラブに入ることで、どんどん音楽活動を支援していくべきなのです。


さて、ここまでの文章には大きな矛盾があります。
そこまで主張する自分が、オリジナルラブのファンクラブに入っていないのはおかしいのではないか。誰もがそう思うでしょう。しかし、自分はかつて会員だったものの、更新せずに非会員となってしまった「脱藩」組です。
自分がかつてファンクラブ会員だった証拠がでてきましたので、以下に並べます。
←会員証
←会報(写真は7号)
←当時の入会特典だったのかも。手鏡。
←当時のファンクラブ限定グッズ販売のお知らせ。

当時『L』〜『ビッグクランチ』の頃は、最も自分がオリジナル・ラブに熱を入れていた時期です。ファンクラブも今よりは色々と動いていたと思います。それにもかかわらず、更新しなかったのは、やはり、もうちょっとワイワイガヤガヤ的な何かを期待していたのだと思います。情報とかグッズとかじゃなくて、気持ちとして「入ってて良かった」と思うことがもう少し欲しかったのです。つまり、多くは求めませんが、ファンクラブ側にも、ファンをつなぎ止めるような努力を感じたかった…。
そこら辺のもやっとした気持ちは、最近になって別の団体の活動を知って、少し明確になり、ファンクラブ改善策としてまとめました。以下の記事をご参照ください。


ただし、今の会員の人の情報によれば、PRIME TUNEも今は過渡期のようで、色々なことを試し始めている時期のようです。例えば、ライブ動画や音声をYoutubeを使って会員限定で公開したりするなど、できることを模索しているようです。
なお、ファンクラブには欠かせない会報のイメージは以下の公式HPを参照してください。
http://www.originallove.com/prime_tune/index.html
ツアーパンフもなくなって久しいし、会報という紙ベースのものをいつまで続けるかという問題はありますが、やっぱりこれがないと…ということなんでしょうね。
ツイッターで教えていただいた情報によれば、内容は以下の通りです。

  • ページ数は14+表紙・裏表紙。
  • 定形封筒に入るサイズ。
  • 内容は表紙参照
    • Prime Tune Mail(ファンレター紹介)
    • information(発売中のものなどの情報)
    • 写真は14,5枚位。

是非、これを機会にファンクラブに加入して、新しいアルバムの先行入手に備えましょう。
なお、改めて書きますが、もしファンクラブに入ろうと考えた理由が、「情報」にあるのであれば、入会はオススメしません。むしろファンクラブよりも、ネットの方が速報性もあり、個人的な疑問に答えてくれる人も沢山いることでしょう。情報を求めて、定期的に来るかどうか分からない会報を待つのは相当なストレスだと思います。
個人的には、田島貴男御大もやっているツイッターをお勧めします。


ここまで書いて、やはりファンとして恥ずかしい気がしてきました。3月の弾き語りツアーでは、ツアーTシャツをデザインを見ないで買う、ということを実行に移し、真のファンとしての第一歩を踏み出したいと思います!(日程的には行けるかどうか微妙ですが…)

*1:これとかすごく魅力的です。やはりというか扇子はソールドアウトになっていました…