Yondaful Days!

好きな本や映画・音楽についての感想を綴ったブログです。

高円寺2014でのリベンジを誓う!〜『かわいいこけし』

かわいいこけし (玄光社MOOK)

かわいいこけし (玄光社MOOK)

こけしがフランスでブームだとか、最近、レトロ好きの若い人にファンが増えているとか、時々ニュースとして入ってはいましたが、少し前の自分のこけしに対するイメージは、「古臭い」というステレオタイプを脱しきれていませんでした。
そんな自分も、あるきっかけで、こけしに興味を持つことになりましが、この本を読めば、どんな人も「こけし」の中に「かわいい」を見出すことができるようになること請け合い。パラパラめくっているだけで、「こけし」が気になって仕方なくなり、眺めているだけでも楽しい本です!

こけし黎明期

こけしに関心を持ったのは、2012年の高円寺フェスでした。
高円寺フェスは、毎年11月に行われる「高円寺の秋の風物詩との呼び声も高い、高円寺4大祭りのひとつ」で「高円寺ならではのユニークな大文化祭イベント」です。
スタンプラリーが恒例行事となっていますが、昨年は謎解きイベントがあり、子ども二人と一緒に謎を求めて広い範囲を探索中に、こけしブースを訪れたのでした。
そのときは、こけしそのもの以外に、色々なタイプのこけしグッズがあるということと、こけしブームは満更嘘ではないんだ!という感慨はありましたが、自分自身のスタンスはフラットのままだったのです。


しかし、夏のビブリオバトル社会人大会決勝で、作家の朱野帰子さんが、この本を紹介する際に、我が子について語るように、こけし愛を語るのを聞くにつけ、まだつぼみだったこけしへの興味が一気に花開いたのです。
可愛いこけしに出会うと「連れて帰って」と声が聞こえるという話など、こけし好きの振り切れた人たちの話を聞くにつけ、「あ、こけし全体を好きになるのではなく、推しメンを探せばいいんだ」と、楽しみ方が少しわかってきました。


その後、『かわいいこけし』を読み込んだあとの2013年の高円寺フェス。ホームページ(MY FIRST KOKESHI!〜はじめての伝統こけし〜in 高円寺フェス2013)を見るとこけしグッズ販売だけでなく、こけしの絵付け体験もある、ということで、は、昨年とは違う意気込みで現地に向かったのでした。

高円寺フェス2013

自分にとって高円寺駅のイメージは、沢山のボードゲームを売っている「すごろくや」がある駅*1で、昨年の高円寺フェスも、謎解き×すごろくや×ゆるキャラの3本柱に引き寄せられて行ったのでした。特に、昨年は、すごろくや主催で、小学校で行われていた「昔遊び」が結構面白く、子ども二人が、そこで1時間くらい遊んでなかなか帰りたがらなかった記憶があります。(今年は参加できませんでした)
それも含めて、高円寺フェスは、とても温かみのある、そして町全体が賑やかな、大好きなイベントです。


今年は、謎解きがなかったので、まずはゆるキャラ達がうようよしている高円寺中央公園に向かいました。夏ちゃんは、ゆるキャラが大好きで色んなキャラクターを見に行っている中、あまり興味のないよう太は大道芸を見て盛り上がっています。
昨年は、ここで「にしこくん」を見て楽しかったこともあり、登場予定時間まで待てどもにしこくんは来ないまま、5分が過ぎ、そろそろ、こけしが心配になり、会場を後にしてしまいました。今思えば、この時間ロスは痛かったです。にしこくん憎し。


会場となっている杉並第四小学校についてみると、こけしブースは他会場より早めの16時終了で、残り時間はわずか!にもかかわらず、よう太と夏ちゃんは、すごろくやブース(特製イチゴリラや、特製キャプテンリノ)に夢中でなかなか動こうとしません。夏ちゃんは、もともとこけしの絵付けに興味があったので、何とか終わるのを待つことに。


そんなこんなで、閉店まで残り30分というところで、やっとこけしブースへ。
小さいものだと手軽でいいなあと思っていたにもかかわらず、そちらは売り切れで、少し大きいこけししか残っていないのでそちらに。
津軽系のこけし職人である長谷川健三さんの簡単な説明を聞いてから始めたのですが、筆を使うのが慣れない、という以上に、木に色を付けるのが非常に難しく、水分量調整がまずかったのか、滲みまくる。(心の中では、「油性ペンを貸してくれ!」と思っていました)
夏ちゃんも横でチャレンジしていましたが、残り時間も少なく、自分のことに必死で、あまりフォローできないまま、二人で黙々と作品を作り続けました。


結局、閉店時間をオーバーして、絵付けは終了。
グッズはほとんど何も見ることができず、昨年も撮影した、こけしの被り物の写真だけ撮って帰ることに。
色々悔やまれるこけしブースだったので、来年へのリベンジを固く誓うのでした。


大きさはこのくらいです↓


父作↓。アニメ『日常』に出てきた(出てこなかったっけ?)こけしを思い浮かべて描きました。がいろんなところが滲みまくり。


娘作↓。ダイナミックかつ大迫力で、父のがつまらなく見えます。黄色はバナナです。


2つ並べて↓…とにかく「滲む」ことを何とかして解消したい。デザインは11月までじっくり考えます。

総括

ということで、これから1年間、こけし修行に勤しみます。



↑憎い去年の「にしこくん」

*1:あと、大槻ケンヂ。特に日本印度化計画。