ソノシート付きの雑誌で６０年代に一世を風靡（ふうび）した出版社、朝日ソノラマ（本社・東京都中央区、飯田隆社長）が９月末、経営難から解散することが決まった。出版物は親会社の朝日新聞社に引き継がれる。２１日、両社が都内で記者会見を開き、発表した。
朝日ソノラマといえば、ソノラマ文庫とハロウィンコミックス。
ソノラマ文庫は、結局、夢枕獏のキマイラ・吼シリーズだけしか読まなかったのかもしれないが、キマイラへの思い入れはものすごく強い。最近は、ハードカバーで初期分も新刊も出ているようだが、やはり、あの文庫の装丁がいいなあ。（ところで、キマイラの続きは、どこの出版社に？）
また、伊藤潤二の一連のシリーズや、山岸涼子、楳図かずおの作品、はては御茶漬海苔まで、ホラー漫画の多くは、ハロウィンコミックスのものを買った。特に初めて買った伊藤潤二作品『屋根裏の長い髪』は忘れられない。
自分の通った学校が廃校になってしまうような気分だ。
