Yondaful Days!

好きな本や映画・音楽についての感想を綴ったブログです。

遅れてきたキリンジ『BUOYANCY』ブームと8bit脳

BUOYANCY

BUOYANCY

昨年夏に発売されたキリンジの『BUOYANCY』。自分が昨年購入した数少ない新作CDのうちの一枚。だいぶ遅れて年末に入手したのだが、これまたかなりのタイムラグがあり、最近になって自分内ブレイク。

中でも「いらなくなったPCおくれよ/恥ずかしい画像 消したか?」という鮮烈な歌詞と、スゴい歌唱が魅力的な「都市鉱山」。最近、その「都市鉱山」の衝撃的な動画に出会ってしまった。


そして、この動画を見て、何だか全て分かってしまった。
僕の耳は、聴いた音楽を8bitで処理している!


そうに違いない!
そうでなければ、これほどまでに、違和感なく『BUOYANCY』の、最も変態っぽい「都市鉱山」をピコピコで受け入れられるはずが無い。
そして、動画を見た後、しばらく経ったあとも、かなりの再現精度で、ドット絵とともに脳内再生されるわけが無い!
また、これまで高樹と泰行の声を(そして、ジョンとポールを、マイク・ラヴとブライアンを、奥田民生阿部義晴を)十分に聴き分けられなかった理由もはっきりした。
8bit処理される間に、声質の情報が抜けてしまうのだ・・・。


作者のhinuedさんの優しいところは、そんな、聴き分けができない自分のような人間のために、基本的に歌い手がわかる絵作りをしてくれるところ。都市鉱山では、高樹のギターソロの部分も見せ場になってます!
TVブロス(現在発売中。表紙は東村アキコ海月姫』)での紹介記事で知って本当に良かった。
なお、キリが無いので、あまり自分も観ないようにしているが、もうひとつオススメするとしたらコチラ。

これをきっかけに、久しぶりにキリンジ熱が盛り上がりそうだ。


なお、hinuedさんは、現在も新作を製作中とのことで、Twitterで更新報告がされるとのことです。↓
http://twitter.com/hinued