Yondaful Days!

好きな本や映画・音楽についての感想を綴ったブログです。

2010-01-01から1年間の記事一覧

『ゴールデンスランバー』(1)〜とにかく個人的に感動

知人のオススメで、予備知識なし(原作も未読)で見たが、いくつかの個人的な理由もあり、かなり感動した映画となった。 あらすじを原作本の方から引用。 冴えわたる伏線、印象深い会話、時間を操る構成力……すべての要素が最強の、伊坂小説の集大成!!仙台で…

読中感想「ジョジョ」「君届」「ワンピース」

荒木飛呂彦『スティール・ボール・ラン』(6)〜(7) STEEL BALL RUN スティール・ボール・ラン 6 (ジャンプコミックス)作者: 荒木飛呂彦出版社/メーカー: 集英社発売日: 2005/11/04メディア: コミック購入: 1人 クリック: 32回この商品を含むブログ (130件) を…

オリジナル・ラヴ イナズマロックでの演奏曲目予想!

本日は、琵琶湖湖畔で行われるイナズマロックフェスフェス2010にオリジナル・ラヴが参加。 今年はツアーも含めて出ずっぱりだった田島貴男も、これでひと段落。 ということで、今年の演奏曲目を整理した上で、イナズマロックフェスの演奏曲を予想してみるこ…

詩は人生ではない。

田島貴男が「詩」について語った日記が興味深かった。 スポーツと詩 「詩」というものは、理屈から離れた場所にある、という内容で、ちょうど、先日のつっかえ棒の話とリンクする。 つまり、世の中には、理屈で積み重ねていくものと、空から降ってくるものと…

読中感想 〜君に届け、スティール・ボール・ラン

ついに、禁断のマンガレンタルに手を出した。 しかし、家にスペースが無い/買ってしまうと手離せない/家にあると読んでしまう/一冊だと大したことないが、揃えようと思ってしまうと高額になる、などのこれまでの悩みを考えればメリットは大きい。漫画文化…

タイトルがすべて〜長山靖生『子供をふつうに育てたい』

子供をふつうに育てたい (ちくま新書)作者: 長山靖生出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2010/08/06メディア: 新書 クリック: 10回この商品を含むブログ (7件) を見るブログみたいな内容で、専門的な考察を期待するとガッカリする。*1 だが、そこがいいところ…

夏のふりかえり〜さいたまのプール事情(今週のお題)

日曜日に、家族4人で東武スーパープール(東武動物公園内)に行った。 6歳になる息子、よう太は、6月に体験スイミングに行って以来、水に慣れたようで、お風呂(この夏は、ほぼ水風呂)の中でも馬鹿みたいに潜ってばかりいる。「ちょっと潜るから何秒か数え…

非実在ラー油と僕

桃屋が「辛そうで辛くない少し辛いラー油」を発売したのは2009年8月。 商品が売れすぎてCMの放送からおよそ10日間程度でオンエア自粛となったテレビCMで話題沸騰となり、桃屋の「お詫び文」が出たのが2009年10月。 その頃から、気になり始め、スーパーに買い…

言葉にならない〜上野顕太郎『さよならもいわずに』

さよならもいわずに (ビームコミックス)作者: 上野顕太郎出版社/メーカー: エンターブレイン発売日: 2010/07/24メディア: コミック購入: 24人 クリック: 450回この商品を含むブログ (121件) を見る 「最後には祈りのような清々しささえもたらす」夏目房之介…

オリジナル・ラヴ「好運なツアー」個人的まとめ(5)〜final

「好運なツアー」のまとめも今回で最後。 8月も終わり、世の中ではAKB48*1旋風が吹き荒れる中、hiroharuさんが「パクられてないか?」との指摘をされていました。皆さん、どうでしょうか?自分には『ヘビーローテーション』の大島優子(真ん中の人:自分の中…

オリジナル・ラヴ「好運なツアー」個人的まとめ(4)〜CELEBRATE YOUR LIFE

RSRは大成功だったようですね。参加された方、羨ましいです。 さて、なかなか終わらない「好運なツアー」レビューについて、特に印象に残った2曲についてのコメントです。 「心」 多分、この曲が印象に残った一番の理由は、おそらく演奏が素晴らしかったから…

枡野浩一『結婚失格』〜枡野浩一の魅力全開!

結婚失格 (講談社文庫)作者: 枡野浩一出版社/メーカー: 講談社発売日: 2010/07/15メディア: 文庫購入: 23人 クリック: 767回この商品を含むブログ (33件) を見る大森望がポッドキャストで紹介しているのを聴いて、上野明正堂書店にて購入し、あっという間に…

オリジナル・ラヴ「好運なツアー」個人的まとめ(3)〜一貫したメッセージ

(2)の冒頭で登場した、ライヴ終了後、お互いの感想を話し合った方*1とは、いろいろなところで意見が一致し、意気投合しました。特に「今日一番良かった曲は何ですか?」と聞いた僕に対して、考えることなく、これから書く2曲を挙げたとき、自分は「この人は…

オリジナル・ラヴ「好運なツアー」個人的まとめ(2)〜「大人の余裕」について

第二回目です。 遅ればせながら、今回のセットリストは以下のとおりです。 ミリオン・シークレッツ・オブ・ジャズ It's a Wonderful World 灼熱 カフカの城 The Rover 心 -angel heart- フェアウェル フェアウェル JUMPIN' JACK JIVE 夜とアドリブ ふられた…

久しぶりに応募!「はてなロゴTシャツ&ステッカー欲しい!」

オリジナル・ラヴ「好運なツアー」個人的まとめ(1)〜バンドとしてのオリジナル・ラヴ再生

1年ぶりにオリジナル・ラヴのライヴ(好運なツアー@渋谷AX)に行ってきました。 結論的に言うと、これまでファンやってきて良かった、と思える集大成的ツアー!の一言でもいいのですが、既に、徐々に記憶が薄れる中、その感動を少しでも残しておこうと、自…

映画『トイ・ストーリー3』を見てきました!(涙)

1週間前の話。 話題作であるだけでなく、トイ・ストーリーは1も2も子どもと一緒に楽しんだので、公開を心待ちにしていた作品。さらに、いつもpodcastで聴いている『ライムスター宇多丸のウィークエンドシャッフル』の映画評論コーナー・シネマハスラーで扱う…

古くてもメッセージは不変〜ロバート・A.ハインライン『夏への扉』

夏の本が続いたが、大定番はこれ。夏への扉[新訳版]作者: ロバート・A・ハインライン,小尾芙佐出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2009/08/07メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 35人 クリック: 274回この商品を含むブログ (126件) を見る高校〜大学生の…

「こどもメガネ」で見た夏休み〜銀林みのる『鉄塔武蔵野線』

鉄塔 武蔵野線 (ソフトバンク文庫 キ 1-1)作者: 銀林みのる出版社/メーカー: ソフトバンククリエイティブ発売日: 2007/09/21メディア: 文庫購入: 10人 クリック: 62回この商品を含むブログ (76件) を見る 自分にとって夏の本といえば外せない作品ということ…

まずは足元から〜川端裕人『川の名前』

川の名前 (ハヤカワ文庫JA)作者: 川端裕人出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2006/07/01メディア: 文庫 クリック: 21回この商品を含むブログ (70件) を見る大森望責任編集のSF作品集『NOVA2』を購入するつもりで、ハヤカワの文庫本の棚に行く*1と、目当ての…

重いテーマながら香西さんのツンデレぶりが光る三崎亜記『となり町戦争』

となり町戦争 (集英社文庫)作者: 三崎亜記出版社/メーカー: 集英社発売日: 2006/12/20メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 50回この商品を含むブログ (325件) を見る短編集『バスジャック』を読んだときは、他に佳作が多いのに、何故表題作「バスジャック」が…

傑作「送りの夏」を含む短編集〜三崎亜記『バスジャック』

バスジャック (集英社文庫)作者: 三崎亜記出版社/メーカー: 集英社発売日: 2008/11/20メディア: 文庫 クリック: 14回この商品を含むブログ (66件) を見るそれぞれ長さがバラバラの7編を含む、中〜短編集。 読後の印象は、タイトルから感じる、犯罪の匂い、危…

ドレミと串でさらに楽しく〜井上夢人『もつれっぱなし』

もつれっぱなし (文春文庫)作者: 井上夢人出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2000/02/01メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 15回この商品を含むブログ (11件) を見る井上夢人は、一時期、よく読んでいた。いわゆる新本格ミステリが流行する中、王道ものから…

都市が見た夢のかたち〜鬼頭莫宏『殻都市の夢』

殻都市の夢 (F×comics)作者: 鬼頭莫宏出版社/メーカー: 太田出版発売日: 2005/11/01メディア: 単行本購入: 5人 クリック: 28回この商品を含むブログ (82件) を見る都市の上に都市を重ねる形で成長を続ける殻都市。 都市が“無秩序に拡大”するスプロール現象が…

「愛」の物語〜スティーヴン・キング『デッド・ゾーン』

デッド・ゾーン〈上〉 (新潮文庫)作者: スティーヴンキング,吉野美恵子出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1987/05メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 28回この商品を含むブログ (51件) を見るデッド・ゾーン〈下〉 (新潮文庫)作者: スティーヴンキング,吉野美…

愛妻弁当

先週木曜日の朝、ズームイン!!SUPERのマルキューというコーナーで、キャラ弁特集「第二次キャラ弁ブーム到来!?キャラ弁を超えたアート弁当とは?」の放送を見た。 弁当の中身を、キャラクターの形に似せてつくったもの、いわゆるキャラ弁は、数年前から流…

自分にとって「ひげ爺さんの本」〜シェル・シルヴァスタイン『おおきな木』

おおきな木作者: シェル・シルヴァスタイン,Shel Silverstein,ほんだきんいちろう出版社/メーカー: 篠崎書林発売日: 1976/01/01メディア: 単行本購入: 7人 クリック: 95回この商品を含むブログ (106件) を見るこの本はオススメ本として取り上げられることが…

読みたい!と思わせる素晴らしいブックガイド〜赤木かん子編著『自然とかがくの絵本』

自然とかがくの絵本 総解説作者: 赤木かん子出版社/メーカー: 自由国民社発売日: 2008/01/01メディア: 単行本 クリック: 35回この商品を含むブログ (12件) を見る少なくとも二週間に一回は、よう太を連れて図書館に行くので、絵本を目にする機会は多い。ただ…

くまのプーさんの「逃げちゃダメだ!」が聞こえた気がしたハニーハント

日曜日に、家族4人でディズニーランド行ってきました。 今回は、特に2歳の夏ちゃんのミッキー熱が異常に高まり過ぎていたため、ガス抜きを行うことが一番の目的でした。 早朝7時半頃に舞浜に到着して、駅を出たのが、21時半近くだったので、個人的にはこれま…