2017-01-01から1年間の記事一覧
猫鳴り (双葉文庫)作者: 沼田 まほかる,ヌマタ マホカル出版社/メーカー: 双葉社発売日: 2010/09/16メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 56回この商品を含むブログ (97件) を見る猫は鳴くもので、鳴るものではない。それなのに猫鳴り。 海鳴りのイメージなのだろうか…
股間若衆―男の裸は芸術か作者: 木下直之出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2012/03/01メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 53回この商品を含むブログ (26件) を見るこの本は、赤羽駅前に立つふたりの青年の股間から始まります。 彼らは全裸です。 全裸の彫刻…
先日のビブリオバトルで『合成怪物』を紹介した人がいた。 紹介自体、とても良かったのだが、紹介の最後で、「子どもの頃に読んでいたバージョン」として紹介した表紙デザインに「おぉ!!」と声が出てしまった。 それは、自分が小学校の頃に読んで印象に残…
まばたき(初回生産限定盤)(DVD付)アーティスト: YUKI出版社/メーカー: ERJ発売日: 2017/03/15メディア: CDこの商品を含むブログ (2件) を見る 改札 素早く通り抜けろ2人のルールで また ふざけてるんだろう? 雨でまつげが濡れてる 失くしたもの ここじゃな…
キマイラ 3 餓狼変 (角川文庫)作者: 夢枕獏,三輪士郎出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2013/10/25メディア: 文庫この商品を含むブログ (3件) を見る 3巻では、このシリーズ最大の特徴がいかんなく発揮される。 それは「寄り道」だ! まず、主人公の大鳳と久…
月読―自選作品集 (文春文庫―ビジュアル版)作者: 山岸凉子出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 1996/08メディア: 文庫 クリック: 28回この商品を含むブログ (19件) を見る今年になってから始めた御朱印集め。 八王子にある子安神社では、桜の時期に3日間限定の…
キマイラ2 朧変 (角川文庫)作者: 夢枕獏出版社/メーカー: KADOKAWA / 角川書店発売日: 2013/09/09メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る2巻は、山の中の描写が多い。冒頭は丹沢に来た男女の登山客が迷うシーン。 先に進めば進むほど「怖い」空気が…
幻獣少年キマイラ (角川文庫)作者: 夢枕獏,三輪士郎出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2013/08/24メディア: 文庫この商品を含むブログ (4件) を見る四半世紀ぶりくらいに読んだ!(現在2巻まで) 今回、緑色の背中(ソノラマ文庫)でも、天野喜孝の表紙でも…
となりのイスラム 世界の3人に1人がイスラム教徒になる時代作者: 内藤正典出版社/メーカー: ミシマ社発売日: 2016/07/17メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログ (5件) を見る中東に関する本を連続して読んでいますが、この本は個別の国という…
戦場での無人機攻撃について改めて考える〜宮田律『ナビラとマララ』(2017年8月) 道徳の授業でとりあげてほしい〜内藤正典『となりのイスラム』(2017年5月) 貯めておきたい善行ポイント〜ファーティマ松本『サウジアラビアでマッシャアラー!』(2017年4…
まずは『ラ・ラ・ランド』の初見感想。(ネタバレありです。要注意) 元々、3月末の平日に時間を取れるチャンスがあり、韓国映画(『お嬢さん』『アシュラ』のどちらか)を観ようと決めていたのだが、結局上映時間の関係で、他の作品を観ることに。そのとき…
サウジアラビアでマッシャアラー!作者: ファーティマ松本,なみへい出版社/メーカー: ころから発売日: 2013/04/01メディア: 単行本この商品を含むブログ (3件) を見る 内容 外国人とは結婚できない!?生理中の離婚宣言は無効!?思春期でも反抗期がない!?顔も合…
中東から世界が崩れる イランの復活、サウジアラビアの変貌 (NHK出版新書)作者: 高橋和夫出版社/メーカー: NHK出版発売日: 2016/06/09メディア: 新書この商品を含むブログ (5件) を見る4月6日に、アメリカ軍がシリアにミサイル攻撃を行ったことが大々的に報…
シャッター アイランド (字幕版)発売日: 2013/11/26メディア: Prime Videoこの商品を含むブログ (2件) を見る公開時に話題になったこともあり、いわゆるネタバレのある映画ということは知っていた。 Wikipediaには、この映画のキャッチコピーについて以下の…
さよなら神様作者: 麻耶雄嵩出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2014/08/06メディア: 単行本この商品を含むブログ (24件) を見るこれを読む前に、前作の『神様ゲーム』を読み直した。 5年前に書いた感想では、やや厳しいことを書いているが、「後味が悪い」と…
当初は日程的に諦めていた弾き語りツアーですが、仕事の用事が回避できることになり、かつ、親切な方よりチケットを譲っていただき、何とか参戦してきました。 この「参戦」という言葉、今回、ファンの間では話題になりました。というのも、この発言があった…
少女不十分 (講談社文庫)作者: 西尾維新出版社/メーカー: 講談社発売日: 2015/11/13メディア: 文庫この商品を含むブログを見る 今回の本は、読んだきっかけが少し変わっている。 まず漫画版の第1巻を読んだ。これは、kindleの無料とか半額セールで評価が高い…
エスター [DVD]出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ発売日: 2010/11/03メディア: DVD購入: 2人 クリック: 9回この商品を含むブログ (19件) を見る 主役であるエスターと「目が合ってしまう」ジャケ写が前々から気になっていた作品。 今回観るきっかけ…
漱石先生大いに悩む作者: 清水義範出版社/メーカー: 小学館発売日: 2004/11メディア: 単行本この商品を含むブログ (7件) を見る夏目漱石に関する本だが、1章から5章までのタイトルが「虚の章」「実の章」「虚々の章」「実々の章」「虚実の章」となっている通…
貴族探偵 (集英社文庫)作者: 麻耶雄嵩出版社/メーカー: 集英社発売日: 2013/10/18メディア: 文庫この商品を含むブログ (24件) を見る麻耶雄嵩の魅力は、ミステリの縁(ふち)を行くようなギリギリ感だと思う。メタミステリだったりジャンル境界だったり、裏…
ヤマケイ新書 山岳遭難の教訓 --実例に学ぶ生還の条件--作者: 羽根田治出版社/メーカー: 山と渓谷社発売日: 2015/02/20メディア: 新書この商品を含むブログ (2件) を見る装丁も魅力的で、推す人が多いヤマケイ新書の遭難本。 今回、直接的には、(時代劇研究…
シンドローム (ボクラノSFシリーズ)作者: 佐藤哲也,西村ツチカ出版社/メーカー: 福音館書店発売日: 2015/01/15メディア: 単行本この商品を含むブログ (39件) を見る これまたとても変わった本。 まず、ボクラノSFというレーベルは、主に中学生を対象とした福…
人のセックスを笑うな [DVD]出版社/メーカー: Happinet(SB)(D)発売日: 2008/07/25メディア: DVD購入: 14人 クリック: 880回この商品を含むブログ (449件) を見る 19歳の美術学校生のみるめ(松山ケンイチ)。ある日、絵のモデルを20才年上の講師ユリ(永作博美)…
桶川ストーカー殺人事件―遺言 (新潮文庫)作者: 清水潔出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2004/05/28メディア: 文庫購入: 9人 クリック: 143回この商品を含むブログ (53件) を見る 犯罪ノンフィクションは、これまでほとんど読んだことが無かったが、映画『凶悪…
her/世界でひとつの彼女 [DVD]出版社/メーカー: ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント発売日: 2015/07/08メディア: DVDこの商品を含むブログ (8件) を見る人工知能のOSに人間が恋をする話だと思って観て、実際にその通りの映画だった。 しかし、…
慢性拳闘症作者: 香川照之出版社/メーカー: 講談社発売日: 2011/02/04メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 2人 クリック: 47回この商品を含むブログ (12件) を見る 表紙を見てわかる通りの「変な本」。 馬鹿な恰好(丹下段平のコスプレ)をしている香川照…
雨の日も、晴れ男 (文春文庫)作者: 水野敬也出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2008/06/10メディア: 文庫購入: 9人 クリック: 53回この商品を含むブログ (52件) を見る 水野敬也は、ベストセラーとなった『夢をかなえるゾウ』以来。 以前、ビブリオバトルで…
百円の恋 [DVD]安藤サクラAmazon 32歳の一子は実家にひきこもり、自堕落な日々を送っていた。ある日離婚し、子連れで実家に帰ってきた妹の二三子と同居をはじめるが折り合いが悪くなり、しょうがなく家を出て一人暮らしを始める。夜な夜な買い食いしていた百…
この世は二人組ではできあがらない (新潮文庫)作者: 山崎ナオコーラ出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2012/12/01メディア: 文庫 クリック: 2回この商品を含むブログ (9件) を見る 「社会の芯に繋がるようなストローを見つけたかった。」1978年生まれの私は大…
神々の山嶺(下) (集英社文庫)作者: 夢枕獏出版社/メーカー: 集英社発売日: 2000/08/18メディア: 文庫購入: 12人 クリック: 40回この商品を含むブログ (64件) を見る 物語的には、上巻で中心に位置していたマロリーのカメラの話は一旦落ち着き、代わりに、羽…