Yondaful Days!

好きな本や映画・音楽についての感想を綴ったブログです。

映画

遠藤保仁は君に語りかける〜『名探偵コナン 11人目のストライカー』感想

4/21に映画『名探偵コナン 11人目のストライカー』を、よう太と二人で見てきた。 4/14公開で、入場者数ランキングのトップを走る評判の映画だったが、観終えた後、心の中に4つ並んだちゃぶ台を4つともひっくり返してしまった。*1 今回のコナン映画の評価が辛…

オトナ帝国になれたかもしれないのに・・・『映画ドラえもん のび太と奇跡の島』

映画ドラえもん、かなり大雑把ですがネタばれ感想です。 今回、のび太のお父さん(のび助)がフィーチャーされるということを知り、だいぶ前から期待していた今回のドラえもん映画。事前の評価や細かいストーリーについては、なるべく仕入れずに見に行ってき…

「これは酷い」と言わせて下さい〜映画『マジック・ツリーハウス』

ぼくたちの、秘密の冒険のはじまり!仲良し兄弟、ジャックとアニー。 ある日、ふたりは森の中の大きなカシの木のうえに、ふしぎな小屋を見つけます。中に入ってみると、そこは誰のものかわからない、沢山の素敵な本が並んでいました。ジャックが恐竜図鑑を開…

『名探偵コナン 探偵たちの鎮魂歌』と東京迷宮パズル

名探偵コナン 探偵たちの鎮魂歌【初回生産限定盤】 [DVD]出版社/メーカー: 小学館発売日: 2006/12/13メディア: DVD クリック: 3回この商品を含むブログ (24件) を見る 青山剛昌の人気ミステリ漫画を原作にしたTVアニメ・シリーズの劇場用映画第10作。謎の人…

痛い、怖い、後味が悪い〜『ヒーローショー』

ヒーローショー [DVD]出版社/メーカー: よしもとアール・アンド・シー発売日: 2010/11/26メディア: DVD購入: 3人 クリック: 89回この商品を含むブログ (96件) を見る 【STORY】 気弱な専門学校生ユウキ(福徳秀介)が始めたアルバイトは、ヒーローショーの悪役…

可愛いというより怖いペ・ドゥナの『空気人形』

空気人形 [DVD]出版社/メーカー: バンダイビジュアル発売日: 2010/03/26メディア: DVD購入: 2人 クリック: 178回この商品を含むブログ (208件) を見る カンヌ国際映画祭、絶賛! 『誰も知らない』『歩いても 歩いても』の是枝裕和監督が9年間大切に温めた愛の…

圧巻!!!〜園子温『愛のむきだし』

愛のむきだし [DVD]出版社/メーカー: アミューズソフトエンタテインメント発売日: 2009/07/24メディア: DVD購入: 55人 クリック: 2,496回この商品を含むブログ (321件) を見る キリスト教、罪作り、盗撮、アクション、カルト教団、三角関係、女装、脱出・・…

『ゴールデン・スランバー』(2)〜映画としての完成度

(前日エントリから続く) 映画として、とにかく驚くのは伏線回収率の高さ。 伏線というよりは、演出小物への愛着というか、間を空けて「さっき言ってたな」というエピソードが出てくる出てくる。ここまで徹底されると、もはや偏執的で笑ってしまう。 連続通…

『ゴールデンスランバー』(1)〜とにかく個人的に感動

知人のオススメで、予備知識なし(原作も未読)で見たが、いくつかの個人的な理由もあり、かなり感動した映画となった。 あらすじを原作本の方から引用。 冴えわたる伏線、印象深い会話、時間を操る構成力……すべての要素が最強の、伊坂小説の集大成!!仙台で…

映画『トイ・ストーリー3』を見てきました!(涙)

1週間前の話。 話題作であるだけでなく、トイ・ストーリーは1も2も子どもと一緒に楽しんだので、公開を心待ちにしていた作品。さらに、いつもpodcastで聴いている『ライムスター宇多丸のウィークエンドシャッフル』の映画評論コーナー・シネマハスラーで扱う…

『名探偵コナン 天空の難破船』を観た!

最近のよう太の流行は名探偵コナン。劇場版は見に来るつもりが無かったのだが、あまりにしつこいので、日曜日の浦和パルコで鑑賞。9時45分からの初回だが、ほぼ満席。 世界最大の飛行船で激突する怪盗と名探偵! 爆弾×殺人バクテリア 凶悪なテロリストと戦い…

怖くなかった『崖の上のポニョ』

崖の上のポニョ、見てきました。 すごく面白かったです。超楽天的な終末映画といったところでしょうか。 公開当初の「怖い映画」っぽい風評に加えて、うちの奥さんの「ママトモ」(文学・芸術に造詣の深い、しっかりとした40代女性)が、クトゥルー神話の影…

『イーハトーブ幻想〜KENJIの春』/見田宗介『宮沢賢治──存在の祭りの中へ』

イーハトーブ幻想 ? KENJIの春 [DVD]出版社/メーカー: バンダイビジュアル発売日: 2002/01/25メディア: DVD クリック: 14回この商品を含むブログ (10件) を見る宮沢賢治―存在の祭りの中へ (岩波現代文庫―文芸)作者: 見田宗介出版社/メーカー: 岩波書店発売日…

『映画ドラえもん のび太と緑の巨人伝』

映画ドラえもん、見てきました。 ようたは、予想通り、1時間程度経ってのち、数回「そろそろ帰りたくなった」「疲れてきた」等の発言を繰り返すも、入る際に売店で買ったジュースで釣り、すぐに出られない真ん中の座席位置も幸いして、無事、最後まで見るこ…

新海誠『秒速5センチメートル』

秒速5センチメートル 通常版 [DVD]出版社/メーカー: コミックス・ウェーブ・フィルム発売日: 2007/07/19メディア: DVD購入: 6人 クリック: 180回この商品を含むブログ (338件) を見る 「ほしのこえ」「雲のむこう、約束の場所」の新海誠監督が、卒業と同時に…

『映画ドラえもん のび太の恐竜2006』

映画ドラえもん のび太の恐竜 2006 [DVD]出版社/メーカー: ポニーキャニオン発売日: 2006/12/20メディア: DVD購入: 1人 クリック: 10回この商品を含むブログ (46件) を見る実は、テレビ放送をビデオに録画していたものを、夏頃に、ようたが繰り返し見ていた…

『映画ドラえもん のび太の南海大冒険』

映画ドラえもん のび太の南海大冒険 [DVD]出版社/メーカー: 小学館発売日: 2005/04/20メディア: DVD クリック: 4回この商品を含むブログ (12件) を見る2ヶ月ほど前の話。 『鉄人兵団』以降は、特にこれと言うものがなかったので、ようたに選ばせたら、自分が…

映画ドラえもん のび太と鉄人兵団

映画ドラえもん のび太と鉄人兵団 [DVD]出版社/メーカー: ポニーキャニオン発売日: 2002/03/20メディア: DVD購入: 4人 クリック: 99回この商品を含むブログ (84件) を見る 国民的人気漫画『ドラえもん』の原作者、藤子・F・不二雄が描き下ろした大長編の劇場…

『ドラえもん のび太の魔界大冒険』他

夏以降、ようたのリクエストもあり、ドラえもんの映画を何本か見た。映画ドラえもん のび太の宇宙開拓史 [DVD]出版社/メーカー: ポニーキャニオン発売日: 2001/03/14メディア: DVD クリック: 19回この商品を含むブログ (43件) を見る映画ドラえもん のび太の…

『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』

自分にとってエヴァンゲリオンは大きな意味を持つ作品*1だ。しかし、最近のガンダムの過剰な人気*2に寒々しさを感じて以降は特に、過去の作品への過剰な思い入れを語ることに警戒心を覚えるようになった。そういう意味ではエヴァから距離をとってきたといえ…

『セロ弾きのゴーシュ』(監督: 高畑勲)

セロ弾きのゴーシュ [DVD]出版社/メーカー: ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント発売日: 2006/07/07メディア: DVD購入: 2人 クリック: 21回この商品を含むブログ (16件) を見るコレだけ見ると、映画のためにつくられたような作品。というのは、終始…

映画『銀河鉄道の夜』

銀河鉄道の夜 [DVD]出版社/メーカー: アスミック発売日: 2002/03/22メディア: DVD購入: 13人 クリック: 168回この商品を含むブログ (166件) を見る思っていたよりも難解だった。 ストーリー的には、原作を大きく変えている部分はないといえるだろう。 しかし…

ジェームズ・ワン 監督『SAW』★★★★☆

凄く久しぶりにDVDを借りて映画を見た。帰宅後、二晩に分けて鑑賞。 見た人は大概そう書いているが、ネタバレ要素なしに、これの感想を書くのは難しい。 いわゆる「衝撃の結末」ということになるが、無理やりじゃなく、美しく嵌った感じの結末が心地よい。こ…

『デビルマン』は映画ファン必見だ! (山本弘のSF秘密基地)

id:toroneiさん経由。 いろんな人が話題にしており、気にはなっていましたが、これを読んで、さらに見に行きたくなりました。

アン・ビョンギ『ボイス』★★★★

面白い。 あまり期待せずに見たが、展開に無駄がなく、シナリオも練られていて、何より役者の演技がうまい。『猟奇的な彼女』のあとにこれを見てしまうと、韓国映画は日本の映画よりもはるかにレベルが高いのではないかと思ってしまう。 携帯電話というアイ…

クァク・ジョエン『猟奇的な彼女』★★★★☆

これは良い映画。 ラブストーリーだが、『恋する惑星』みたいに凝り過ぎず、テレビドラマに近い。 しかし、数多い二人のエピソードは、いずれも二人の性格をよくあらわすものになっており、無駄がない。ラストに向けて引っ張られるストーリー。オーソドック…

若松節朗『ホワイトアウト』(2000/日本)★★

これも見終えてみれば、原作を先に読めばよかったと思う作品でした。全体的に、説明不足だったり、都合が良すぎる部分が多すぎる。 ケン・イシイの音楽はなかなかスリリング。違和感なかった。 キャストで最も良かったのは佐藤浩市。大河ドラマ新選組!では…

森田芳光『模倣犯』(2002/日本)★★

同じ監督の『黒い家』が原作と印象の異なる作品だったことや、この映画自体を原作者の宮部みゆきが嫌ったという話を聞いたこと(うろ覚え)から、ぜひとも原作を先に読みたいと思っていた作品でした。でも、見てしまいました。テレビでやっていたのでつい見…

山田洋次『男はつらいよ 口笛を吹く寅次郎』★★

正月にはじめて寅さんを見ました(テレビで)。 寅さんは良い人だね。マドンナ役の竹下景子も綺麗だったが、中井貴一の恋人役の杉田かおるも可愛かった。役者によっては、他の作品も見てみたいですね。

エドワード・ズウイック『戦火の勇気』(1996/米)"Courage under Fire"★★★

これも『マーシャルロー』と同じ理由で借りてみました。 マーシャルローよりもメッセージ性は薄いが、FBI、CIA、軍など複数の機関が入り混じるような話ではないため、混乱しにくかった。 複数のシチュエーションを演じ分けるメグ・ライアンの演技が光る。